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「 一人で帰れる 」
ジェシー「 だめ 」
「 やだ、迷惑かけたくない 」
ジェシー「 何かあったらどうするの？さっきは否定してたけど、大我の言ってることは本当でしょ？」
「 そう、だけど………… 」
認められたら送るまででしょ。
少しでもAが元気になれるようにって、いつも以上に笑わせようと話しかけてみれば困ったように笑って、“ ジェスありがとう ” って。
可愛いよ、本当に。
でも歩いていてふと気づく
ジェシー「 もしかして今、つけられてる？」
「 …………うん、」
ジェシー「 こんな怖いおもい、してたのに気づけなくてごめん 」
「 なんでジェスが謝るの？」
安心できるようにそっと手を握ろうと、Aの方に自分の手を伸ばすと案の定震えていた手
ジェシー「 大丈夫。俺がいるから 」
「 っこわい、よ………… 」
初めて聞いたAの弱音
張っていた気が緩んだのか、ぶわっとその大きな目から涙がいくつもこぼれ落ちる
ジェシー「 手、離すなよ 」
後ろのやつをまこうと、Aの手をぎゅっと握って走り出すと負けじと相手も追いかけてきて、
人通りの多い道に出ようとした時、相手が猛突進してくるのがわかった
もう避けきれないことはわかっていたから、せめてAを守ろうと腕をぐっと引くと
その勢いでAは俺の前に出て、後ろからきたやつのタックルをおもいきり背中に受けた
ジェシー「 って、！」
「 ジェス！」
相手の顔はイマイチ見えなかったけど、舌打ちするのだけは聞こえてそのまま逃げるように消え去った
「 大丈夫、？！」
ジェシー「 全然、……Aが無事でよかった 」
「 よくない、全然よくない！」
ジェシー「 近く来て、」
「 うん、？」
また泣きそうな顔をするAを見ないように
ぎゅっと抱きしめれば俺の胸元にぐっと顔を押し付けてきて、じわじわとそこが温かくなる
ジェシー「 大丈夫だから泣くなよ 」
「 ジェス、ごめん、」
ジェシー「 泣かれるとどうしたらいいかわかんないじゃん、だから笑ってて？」
「 むり、だよ、」
ジェシー「 じゃあさ、今俺のしてることは正解？」
「 うん、…………だからもう少しだけぎゅってしてて、」
こんな怖いおもい、Aにはもうさせないから。
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あーりん(プロフ) - 更新まってました！また楽しみにしてます！ (2019年5月21日 22時) (
レス) id: 64b5baa2a0 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - ふまけんが出てきた！お兄さんしてる！！！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 69230dd273 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 更新待ってます！頑張ってください！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 1a12731cb3 (このIDを非表示/違反報告)
rinrin05095569(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませて頂いてます！主人公が、なにわ男子と仲良くしてて、嫉妬するようなのを書いて頂きたいです！大西流星くんメインでお願いしたいです！！ (2019年5月2日 0時) (レス) id: 7fbdcb078f (このIDを非表示/違反報告)
卵 - きゅんきゅんがとまんないです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年5月1日 10時) (レス) id: 4c39965e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李苺
| 作成日時：2019年3月27日 23時
