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「 樹くん 」
樹「 えー、さっきまでみたいに呼び捨てでいいのに 」
「 や、もう！恥ずかしいから黙って！」
上半身裸のまま優しい目を向けてそんなこと言われたら、照れるに決まってる。
余裕そうな樹くんが嫌になって背を向けると、ごめんごめん なんて腕を引かれる
樹「 後悔、してない？」
「 してないよ、むしろ樹くんでよかった 」
樹「 あーもーそういう可愛いこと言うじゃん！」
「 うわわわやめてやめて！」
またわたしに覆いかぶさろうとする樹くんを止めて、テーブルに置いてあったケータイに手を伸ばした
「 …………大我くんからだ、」
もう関わらない って、意味がわからない。
そりゃ何も分かってくれなかった大我くんには怒ってるけど、わたしは仲直りがしたい。
そう伝えようとしても取り合ってくれなくて、しまいには “ 大我くん ” 呼びまで出来なくなっちゃった。
「 嫌われちゃった、」
樹「 ん？…………違うよ、京本くんは嫌ったりしないから。Aが悪いわけじゃないんだし 」
「 んんー、」
樹「 あーもう、泣くなよー、」
髪の毛を優しく撫でるその手に安心して、いつの間にか眠りについていた。
目を覚ましたら、そろそろ涼も帰ってくる時間だからって樹くんは帰る支度を始めて
樹くんが帰ったのと入れ違うように涼が帰ってきた。
涼「 ただいま 」
「 おかえり、」
涼「 どうしたの今日 」
「 体調、悪くて 」
涼「 ふーん 」
「 …………お姉ちゃんのこと見損なった？」
涼「 京本くん、自宅謹慎だって 」
「 は、？」
涼「 殴ったから 」
「 誰を、」
涼「 学校の人？って聞いたけど。Aも京本くんになにかされたの？」
「 違う！そんなんじゃない、ただ、」
わたしがいなくなった後に大我くんがあの人たちを？
そのせいで活動もできなくなって、だからわたしに会いたくないの？
「 …………わたしの、せいだ、」
涼「 とりあえず寝てなよ。はやく治して 」
「 うん、」
わたしを助けたせいで、大我くんの人生が台無しだなんて、そんなの耐えられないよ。
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李苺(プロフ) - sasaさん» ちょっと主旨が変わってしまいましたが、secondの方で書かせていただきました。リクエストありがとうございました！ (2019年3月29日 21時) (
レス) id: bb3ed34b8b (このIDを非表示/違反報告)
卵 - また、リクエストで申し訳ないんですが...夢主ちゃんがダンスレッスン中に倒れるお話が見たいです！お願いします... (2019年3月23日 14時) (レス) id: 4c39965e2a (このIDを非表示/違反報告)
Mocha(プロフ) - リクエストありがとうございます！！素敵なお話しでした！！ (2019年3月20日 18時) (レス) id: 649c667522 (このIDを非表示/違反報告)
卵 - リクエスト書いてくださってありがとうございます！これからも楽しみに読ませてもらいます！ (2019年3月19日 13時) (レス) id: c19c37e16d (このIDを非表示/違反報告)
李苺(プロフ) - エミリさん» リクエストありがとうございました！涼くんとのお話、書かせていただきました！ (2019年3月18日 22時) (レス) id: bb3ed34b8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李苺
| 作成日時：2019年2月26日 19時
