７ ページ23
･
Aをマネージャーさんに頼んで俺がステージに戻ると、事態に気づいたのか樹と京本が俺をじっと見つめる
北斗「 京本も気づいたの？」
樹「 俺が気づいて、きょもには俺が言った 」
北斗「 そう、」
樹とそれだけの会話を交わしたあと京本に視線を移すと、じっと一点を睨みつけたまま動かない
あいつ何やってんの。それじゃAの頑張りが意味無くなるだろ。
京本の隣に行って無理矢理肩を組めば、通称不仲コンビの絡みで湧く会場
北斗「 …………睨むのやめろ、今は歌え 」
大我「 っでも！」
北斗「 京本ならプロ意識あるだろ 」
大我「 っ、ごめん、」
京本らしくない。京本らしいっていうのも別に俺は知ってるわけじゃないけど。
こいつはいつでもそう。Aのことになると歯止めが効かなくなるのは昔からかわってない
ジェシーの挨拶で幕が閉じた今回のライブ。
舞台裏からでも聞こえる、いつもとは違うざわつき方のファン。たまに鼻をすするような音さえ聞こえた。
大我「 A、起きた？」
『 いや。とりあえず家まで送る 』
大我「 俺も行く 」
『 確かに橋本一人暮らしだけど、弟呼べばいいだろ 』
大我「 俺がみるから、お願い 」
『 そうは言っても女性の家に男をあげていいものか、』
大我「 よくAの家行くし、こんな状況で何かとかあるわけないでしょ 」
『 …………そこまで言うなら、お前に任せるよ 』
マネージャーさんに必死になって食いついて、シャワーも浴びずに着替えだけ済ませてAを運ぶ担架と一緒に京本が出ていく
ジェシー「 A、何があったの？」
優吾「 体調不良ってわけでもなさそうだね、きょもがいつも以上に焦ってるし 」
樹「 あいつらがAに近づこうとしなきゃいいんだけど、」
ジェシー「 あいつらって？」
慎太郎「 …………もしかして櫻庭さんたち？」
樹「 そっか、慎太郎も知ってんのか 」
慎太郎「 何があったかは知らないけど、やばいやつらだって、きょもが言ってたから 」
いざとなれば警察もいるけど、しばらくAが行動する時は誰かしらをつけないと。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1638人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
李苺(プロフ) - sasaさん» ちょっと主旨が変わってしまいましたが、secondの方で書かせていただきました。リクエストありがとうございました！ (2019年3月29日 21時) (
レス) id: bb3ed34b8b (このIDを非表示/違反報告)
卵 - また、リクエストで申し訳ないんですが...夢主ちゃんがダンスレッスン中に倒れるお話が見たいです！お願いします... (2019年3月23日 14時) (レス) id: 4c39965e2a (このIDを非表示/違反報告)
Mocha(プロフ) - リクエストありがとうございます！！素敵なお話しでした！！ (2019年3月20日 18時) (レス) id: 649c667522 (このIDを非表示/違反報告)
卵 - リクエスト書いてくださってありがとうございます！これからも楽しみに読ませてもらいます！ (2019年3月19日 13時) (レス) id: c19c37e16d (このIDを非表示/違反報告)
李苺(プロフ) - エミリさん» リクエストありがとうございました！涼くんとのお話、書かせていただきました！ (2019年3月18日 22時) (レス) id: bb3ed34b8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：李苺
| 作成日時：2019年2月26日 19時
