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日に日に弱っていく瑞稀くんを見ているのは、正直つらくて。
でも彼をこんなにさせてしまったのはわたしのせいだから、せめて彼の願いくらい聞いてあげたい
瑞稀「 っ、！」
「 瑞稀くん？！」
雄登が帰ったあと、突然膝から崩れ落ちた瑞稀くん
そっと肩に手を添えると震えて止まらなくなっていた
涼「 大丈夫、か？」
瑞稀「 べつに、平気 」
「 そんなわけ、」
瑞稀「 大丈夫だから。…………Aがそばに居てくれれば 」
「 へ、？」
瑞稀「 吸血鬼に変えた相手に、自分を想う気持ちがなくなると、死ぬんだ 」
「 なにそれ、」
瑞稀「 Aはさっきのやつが好き？」
「 えっ、と…… 」
瑞稀「 俺が死ぬってわかっても、あいつを選ぶ？」
涼「 瑞稀、！その言い方は、」
瑞稀「 俺は、離れてもAとは繋がってられるとおもって消えたんだよ。それなのに、」
「 そんなの瑞稀くんが悪いんじゃん、！何言わずにわたし達のこと置いてくから！」
瑞稀「 うっ………… 」
胸を抑えて呻く彼のそばにしゃがみこむと、いきなり後頭部を抱えられて無理矢理キスをされる
「 っ、はなし、て、！」
瑞稀「 お願いA、せめて俺がいなくなるまで、そばにいて 」
「 そんなの、」
助けを求めようと涼くんを見つめるけど、呆然としたまま瑞稀くんから目を離さない。
だってそんなの、急に言われたって無理だって、
でも彼をほっとくこともできなくて。
「 …………ごめんね、待てなくて 」
瑞稀「 悲しくなるから、言わなくていい 」
困ったように笑って、わたしを腕の中に収める
涼「 今まで、何してたの 」
瑞稀「 人間に戻す方法探してた 」
涼「 は、？」
瑞稀「 見つけたんだ。でもそれは、俺が死んだら意味ないから 」
「 っ、戻ったら、どうなるの？」
瑞稀「 血を吸う必要もない。永遠の命もない。Aからしたら、前の生活に戻るだけだよ 」
「 どうやったら戻れるの？」
瑞稀「 簡単だよ、俺の舌の血を吸えばいいんだ 」
「 え……？」
“ だけど条件がある ”
人間に戻れるなら戻りたいよ。
でもね、瑞稀くん。わたしはもう雄登が好きなの
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H A F - 続きが気になるので早く読みたいです🤣 (2022年8月1日 16時) (
レス) @page12 id: df48684e0a (このIDを非表示/違反報告)
沙路音(プロフ) - 初めまして！このお話本当に面白くて、読み終わったあともなんどもこの話のことを考えてしまいます！よければ続編書いて欲しいです！ (2019年6月10日 8時) (レス) id: fc949d8c8c (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - はじめまして！！こちらの作品をはじめから読ませていただいているものです。いつもいつと更新を楽しみにしています◎お忙しいかとは思いますが頑張ってください！！応援してます＾＾ (2018年12月7日 7時) (レス) id: c962541a36 (このIDを非表示/違反報告)
☆*:.｡. さやちゃむ@スノガール.｡.:*☆(プロフ) - こんばんわ!初めまして!話読んだんですけど凄く良かったです!続きが気になります、、、、これからも楽しみにしてます!更新頑張ってくださぁい♪ (2018年11月16日 21時) (レス) id: 93189b2c54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李苺
| 作成日時：2018年11月16日 20時
