Your Naked (ページ23)

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雄登くんから雄登に呼び方が変わって、2人で出かけることもたまにあったりして。

学年が変わっても昼休みに優斗くんと空き教室で落ち合う約束は変わらなかった

優斗「そういえば友達できた？」

「あのね！2人で遊んだりする友達できた！」

優斗「えっ！ほんと！どんな子！」

「背はあんまだけど、目がくりっとしてて清純派って感じの子！」

優斗「いいねいいね、今度会わせてよ！」

「野球部お休みの日なら大丈夫だとおもう」

優斗「え、？！？！や、野球部？！」

「うん。何か変？」

優斗「だって女の子じゃ、」

「雄登くんっていうの、名前一緒だね！」

優斗「ま、また男………… 」

「えっ、男の子ダメだった、？」

優斗「いや、いいんだけど！ちょっと悔しいっていうか、Aちゃん取られたくねー！」

「べつにわたし誰のものでもないもん(笑)」

優斗「こんなにアタックしてもダメなんて～」

「血全部、抜きとっちゃうぞ」

優斗「なにそれ可愛い！」

「優斗くん本当におかしいんじゃない？」

優斗「だってAちゃんが言うとなんでも可愛く聞こえちゃうんだって～！」

「さすがに盲目すぎ(笑)」

こんなわたしを好きでいて続けてくれる優斗くんを不思議におもうばかり。

教室に戻ると、わたしの席に勝手に座ってひとりでご飯を食べる雄登

「邪魔なんですけどー」

雄登「帰ってくんのが遅いんだもん」

「ごめんってば」

退く気のない雄登にしょうがなくわたしの席を譲って、隣の席から椅子をなぜかわたしが借りる

ケータイをいじって、出てきた場所を雄登に見せては行きたいとせがんでみたり。

雄登「べつにいいけどさー」

「なに？」

雄登「おまえ飯くらい食えよ」

「ええ、お腹減ってないんだってば」

雄登「そんなんだから痩せてんじゃん？Aはダイエットとかすんな！」

「ダイエットではないんだけどね！」

雄登「家ではちゃんと食べてんだよね？」

「もちろん」

雄登「どっか遊びに行ってもなんも食わないし、心配になる」

「心配するほどのことでもないって！」

雄登「倒れたりしたら許さないよ？」

「わかってるってば(笑)」

優斗くんが血をくれる限り、倒れることはないから大丈夫なはず。