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龍斗「 ちょ、瑞稀くんやめて……、」
瑞稀「 頼む、この通り 」
違うグループのメンバーの視線もかき集めるほどの異様な光景に俺もタジタジだった
龍斗「 っ、わかったからお願い、顔上げて、」
瑞稀「 本当に、?」
龍斗「 本人次第だから、まだ決まったわけじゃないけど…………、」
なぜ俺と彼女が繋がってることを知っているのか分からないけど、土下座なんてされたらあれこれ気にしていられない
龍斗「 …………あ、もしもし?」
「 なに、?」
龍斗「 っあ、ちょっと、!」
突然耳元に当てていたものが無くなって、振り向けば瑞稀くんの手の中に
瑞稀「 会って話したい 」
真剣すぎるその眼差しは俺にさえも鋭く突き刺さる
瑞稀「 一回だけでいいから、理由聞かせて 」
龍斗「 瑞稀く、」
瑞稀「 …………ん、ありがとう。じゃあまた連絡する 」
静かに耳元からケータイを離して、ボタンを操作すると俺の元に返ってきたそれ
龍斗「 もう……、」
瑞稀「 会ってくれるって、…………ありがとう 」
龍斗「 …………正直無理だとおもってた、」
瑞稀「 だから直談判にした 」
龍斗「 すごい執着心 」
瑞稀「 自分でもびっくりしてるよ 」
ねえ、やっぱりキミには瑞稀くんがお似合いなのかもしれない
こんなにもキミだけを愛してくれて、キミだけを求める人、俺は今までで初めて見たよ。
俺は愛してるけど、キミを求めることは出来ないから、瑞稀くんが1番。
龍斗「 傷つけるようなことしたら、許さないよ 」
瑞稀「 わかってるよ、…………てか作ちゃんは友達?幼馴染?」
龍斗「 ん〜、まあ、」
言葉として表すなら、彼女の分身 がよかったなあ
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しぇい(プロフ) - 私の作品で変なことがありましたら、1から教えてくれませんか?(小説の作り方)急で申し訳ないです。 (2018年10月18日 19時) (レス) id: 98a770bb44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:李苺 | 作成日時:2018年10月13日 19時