i'D lOvE ページ1
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俺にだけは、隠し事できないでしょ?
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俺にはキミが全てで、キミにも俺が全てであって欲しいと願う
「 龍斗、怖いよ、」
龍斗「 …………俺が気づかないわけないでしょ 」
「 気づかなくていいこともあるんだよ 」
龍斗「 なんで、瑞稀くんと別れたの?」
「 なんでって、」
身勝手すぎるキミは、なぜ許されるのか
どうしてこんなに長く一緒にいる俺以外のやつが、こんな強情な女の子に寛容になれるのか。
「 好きな人ができたから 」
いつもこの一言で事を済ませるとおもってる
龍斗「 あのね、男をなんだとおもってるの、」
「 女を綺麗にして、腐らせるもの 」
龍斗「 みんながみんな、そうじゃないよ 」
「 どうだろう 」
くくっと笑って、ゆっくりとその長いまつげが上をむく動作に、胃がきゅうっと締め付けられた
龍斗「 もう、俺のメンバーはやめてよ 」
「 なんで?」
龍斗「 面倒になるから 」
「 …………べつにいいじゃん、好きなものは好きなんだもん 」
龍斗「 もしかして、」
「 橋本くん 」
悪気もなさそうにヘラヘラと笑って、俺の頬に手を当てた
「 龍斗は、わたしの味方だもんね 」
龍斗「 ………………うん、」
溶かされるようなその瞳を避けるように目を閉じて、唇に感じる熱を必死になって奪いとる
龍斗「 アイツは、元気だよ 」
「 そう、よかった 」
背筋が凍りそうになるほど冷たいその視線がなぜか好きで
「 どうしてあんなのうのうと生きていられるの 」
龍斗「 忘れたいことの一つや二つくらい、誰にだってあるよ 」
「 …………わたしは忘れたくても忘れられないのに?」
龍斗「 っ、」
彼女は自分のお腹の皮をぎゅっと強くつねって
すぐさま手を離させるけど、そこには赤黒い痕が残る
龍斗「 もっと自分を大切にして、」
「 ………………生まれ変わりたいな、しあわせな人間に 」
キミが犯人なら、俺は共犯者
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しぇい(プロフ) - 私の作品で変なことがありましたら、1から教えてくれませんか?(小説の作り方)急で申し訳ないです。 (2018年10月18日 19時) (レス) id: 98a770bb44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:李苺 | 作成日時:2018年10月13日 19時