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『ロボロさんも、ペ神さんも、本当に仲間思いな方なんですね』
「え？」
あ、しまった。
コネシマさんとシャオロンさんの事を庇うように話していたロボロさんに、大丈夫だと言おうと思っていたのだが、ついつい考えていた事がポロッと口から出てしまった。
『す、すみません！今のはつい思った事が…』
「仲間思いって、どういう事？今まで言われた事無かったわ」
ずい、と距離を詰めてきて、食い気味に尋ねてくるロボロさん。
『え？そうなんですか？その…実は、シャオロンさんの事は初めて聞きましたが、コネシマさんが本当は助けに来ていた、という事はペ神さんからも聞いていて……ロボロさんもペ神さんも、真っ先に2人の事を誤解しないでくれ、という話からだったので…』
ロボロさんは、私の話を聞き、ぽかんとしている。
…何か、まずい事でも言ってしまったのだろうか。
「それで、仲間思い？」
『は、はい』
「仲間思いかぁ……俺らが、仲間思いねぇ…」
私が彼の問いに頷けば、彼は、繰り返しそう呟いてから、下を向き、肩を震わせ始めた。
怒らせてしまったのか、と冷や汗が止まらない。
『あ、あの、ロボロさん！』
謝らなければ、と私が口を開いた瞬間だった。
彼が、良く通る声で大笑いしたのは。
「あっはははは！！マジか！マジで言ってるんか！！仲間思いて？！なんなんそれ！」
『え…？』
「魔物っちゅうんは、そういう、他人に対する情みたいなのとかが薄いねん。せやから、人間がよく言う、絆や愛情ってのがよく分からんのや」
『絆や愛情が分からない？』
「せや。執着心とか、欲ってのはあるんやけどな。それをそう呼ぶんやないんやろ？」
『そうですね…確かに、執着心だったりも付いてきたりはするかもしれませんが…それだけでは、絆や愛情とは呼べないと思います』
「それやで。その違いがよく分からんのや。せやから、仲間に対する情なんてのも薄いねん。それなのに、仲間思いて…ほんま、おもろいわぁ。あー、笑いすぎて涙出てもうた」
未だにケラケラと笑いながらそう言うロボロさんが、徐に目元を拭った為、天と書かれた紙が少しめくれた。
初めて、彼の顔を見る事が出来た。
その顔はやはり他の方々と同じように整っており、丸く、ぱっちりとした双眸は、綺麗な萩色を放っている。
『綺麗…』
「え？！………ありがとな」
つい呟いてしまった言葉に、彼が照れたようにはにかんだ姿がはっきりと見えた。
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ユドーフ(プロフ) - 怪盗Nさん» ありがとうございます！！！嬉しすぎます...自分の好みが怪盗Nさんにも好いてもらえて良かったです！頑張ります！！！！ (2020年2月19日 18時) (
レス) id: 7bf2f68390 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗N(プロフ) - 控えめに言います。最高です。真面目に私の好きなもの詰め込んでる作品です！更新頑張って下さい！ (2020年2月18日 18時) (レス) id: 0017a7a923 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん…！！発狂寸前だなんて…本当にありがとうございます！！はい！復活したので、また更新していきます！コメント毎回とても嬉しいです！本当に、本当にありがとうございます！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: b6d5c53f52 (このIDを非表示/違反報告)
ルーン - コメント失礼しまーす！！ はい…うるさいっすよね。だって一番最初から見てたから＾＾続編来たとき発狂寸前でした…インフルエンザ辛いと思いますが、頑張って治してくださいね！応援します！ (2020年1月2日 2時) (レス) id: 0c6e119b4e (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルミさん» コメントありがとうございます！！そう思ってもらえて良かったです！とても嬉しい言葉をありがとうございます...！はい！！頑張ります！ (2019年12月19日 23時) (レス) id: 9a9478c8c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年12月17日 23時
