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食堂の中には、トントンさん、ロボロさん、ペ神さん、兄さん、エーミールさんの5人が居た。
「Aさん。もう起きたんか。おはよう」
「昨日は色々あったのに、凄いなぁ」
「疲れとかは大丈夫？いくら傷は治ったからって無理しないんだよ」
トントンさん、ロボロさん、ペ神さんは私に気付くと近付いてきて声をかけてくれた。他の2人も席に座った状態でこちらを見ている。
『おはようございます。大丈夫です！元々早く起きる方ですので』
私がそう応えれば3人はホッとしたように微笑み、私を席へと促した。
「Aさんおはよう。昨日はあのクズに襲われて大変やったな」
「元気そうで安心しました。ペ神さんの言う通り、無理だけは絶対にしないで下さいね」
席に座ると今度は、兄さんとエーミールさんが優しく話しかけてくれた。
皆さん、私の事を気にかけてくれる。
右も左も分からない場所に来て、出会えたのが彼らで本当に良かった。もしオスマンさんに会うより先に、別の魔物に見つかっていたら、私の命などとうに無くなっていたかもしれない。
そういえば、オスマンさんはここに居ないのか。彼は早く起きていそうなタイプだと思ったんだが…
辺りを見回してからそう思い首を傾げていると、まるで私の頭の中を覗いたかのように、ペ神さんがその疑問の答えを教えてくれた。
「オスマンだったら、少し前にお茶の準備をしに隣の部屋に行ったよ」
『え？！』
「あれ？違った？オスマンの事を探してるのかと思ったんだけど」
『あ、あってます…何で分かったんですか？』
「やっぱりね。分かるよ。Aちゃん分かりやすいし」
カラカラと笑いながらそう言ったペ神さん。
ここに来てからこうして思っている事をぴたりと当てられたのは何度目か…どうやら私は、自分が思っているよりずっと考えている事が顔に出ているようだ。
ふいに、ドアの開く音と共に丁度話にあがっていた彼が部屋に入ってきた。
「紅茶入れためう〜。飲みたい人居る？」
ふわりと優しい紅茶の香りが食堂内を満たしていく。
彼が押しているキャスター付きワゴンの上には、お洒落なティーセットが乗っていた。
『あ、』
「え、Aちゃん？」
『おはようございます。オスマンさん』
「おはよう……って、もう起きてたん？！」
『は、はい。目が覚めてしまって』
私に気付くとぴたりと動きを止めたオスマンさん。呆然としてから、ハッとしたようにまた動き始め、早足で近付いてきた。
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ユドーフ(プロフ) - 怪盗Nさん» ありがとうございます！！！嬉しすぎます...自分の好みが怪盗Nさんにも好いてもらえて良かったです！頑張ります！！！！ (2020年2月19日 18時) (
レス) id: 7bf2f68390 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗N(プロフ) - 控えめに言います。最高です。真面目に私の好きなもの詰め込んでる作品です！更新頑張って下さい！ (2020年2月18日 18時) (レス) id: 0017a7a923 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん…！！発狂寸前だなんて…本当にありがとうございます！！はい！復活したので、また更新していきます！コメント毎回とても嬉しいです！本当に、本当にありがとうございます！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: b6d5c53f52 (このIDを非表示/違反報告)
ルーン - コメント失礼しまーす！！ はい…うるさいっすよね。だって一番最初から見てたから＾＾続編来たとき発狂寸前でした…インフルエンザ辛いと思いますが、頑張って治してくださいね！応援します！ (2020年1月2日 2時) (レス) id: 0c6e119b4e (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルミさん» コメントありがとうございます！！そう思ってもらえて良かったです！とても嬉しい言葉をありがとうございます...！はい！！頑張ります！ (2019年12月19日 23時) (レス) id: 9a9478c8c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年12月17日 23時
