＊* ページ16
「ほんまに今のが罰なんか？」
『はい、そうです』
「ぷっ、ははっ！何や、それ…Aは変わってんなぁ」
俺の問いに頷いたAを見て、つい笑ってしまった。
本当に、こいつは予想外の行動しかしない。初めての事ばかりや。
(ま、だから面白いんやけど)
「お前がそれでええんなら、ええわ。折れたる。なぁ、トントン、オスマン。Aがこう言ってるんや、ええやろ？」
「ったく…しゃーないな、こればっかりはAさんが納得する方法を取るしかないわ」
「……Aちゃんがそれでええなら」
俺が尋ねれば、ため息を吐いてから頷くトントンと、渋々と言った感じで認めたオスマン。
あー、良かったわ。ほんまにAのおかげやな！
「なぁ、A。ほんまに悪かった。ありがとな」
コネシマが再びそう言えば、Aは首を降って、『そんなに謝らなくて良いんですよ。それに、お礼を言われるような事もしてません』なんて言っていた。
はー、ほんまにこいつは分かってへんな……こうやって俺ら魔物と普通に会話してる時点で凄い事なんやで？
しかも、襲っちまった俺達の目を逸らさずに見てくれるなんて、有り得へん事や。
コネシマの礼には、それも入ってる。
俺らの事をちゃんと見てくれて、ありがとうってな。
「A、決めたわ。俺、お前の事守るで」
『え？』
「反省しとんのや。せやから、襲ってもうた分お前が此処に居る間は俺がお前の事を守る」
「せやったら、俺も守るわ！」
俺がそう伝えれば、コネシマも同意してきた。
Aは目を丸くして固まっている。
ちなみに、トントン達は お前らの方が危険やろ、なんて言って猛反対。
…俺達信用無さすぎだろ。まぁ、仕方ないんやけど…
「ええか？A」
別に、嫌やって言われても勝手に守るけど。
『っ、はい！ありがとうございます！』
返答を待つこと数秒。
勢いよく頷いたAの笑顔は、会ってから1番良い笑顔で…
素直に、綺麗やなって思った。
それと同時に、不思議と鼓動が早くなった気がして、あぁ、こいつは絶対守ったらなって思ったんやけど……初めての事やったから、その気持ちが何なのか俺には分からんかった。
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ユドーフ(プロフ) - 怪盗Nさん» ありがとうございます！！！嬉しすぎます...自分の好みが怪盗Nさんにも好いてもらえて良かったです！頑張ります！！！！ (2020年2月19日 18時) (
レス) id: 7bf2f68390 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗N(プロフ) - 控えめに言います。最高です。真面目に私の好きなもの詰め込んでる作品です！更新頑張って下さい！ (2020年2月18日 18時) (レス) id: 0017a7a923 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん…！！発狂寸前だなんて…本当にありがとうございます！！はい！復活したので、また更新していきます！コメント毎回とても嬉しいです！本当に、本当にありがとうございます！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: b6d5c53f52 (このIDを非表示/違反報告)
ルーン - コメント失礼しまーす！！ はい…うるさいっすよね。だって一番最初から見てたから＾＾続編来たとき発狂寸前でした…インフルエンザ辛いと思いますが、頑張って治してくださいね！応援します！ (2020年1月2日 2時) (レス) id: 0c6e119b4e (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルミさん» コメントありがとうございます！！そう思ってもらえて良かったです！とても嬉しい言葉をありがとうございます...！はい！！頑張ります！ (2019年12月19日 23時) (レス) id: 9a9478c8c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年12月17日 23時
