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「俺はトントン。少しの間やけど、よろしくな」
さっきから何度も助けてくれた、あの赤マフラーさんはトントンさんと言うらしい。本当に良い人だな。
「俺は堕天使や。ほい、証拠な」
そう言うと、彼の背中から綺麗な白い翼が生えてきた。本当に天使だ……ん？待って、さっきトントンさんは堕天使って言わなかった？トントンさん堕天使なの？！こんなに良い人なのに？！…種族なんだし、そう言うのは関係無いのかもしれない。とにかく、現実は私の想像とは違うことも多いんだから決めつけてはいけないな。
「トントンは今は白い羽やけど、キレたりすると黒になるめう」
『！そうなんですか…ありがとうございます。』
また顔に出てしまっていたのだろうか。オスマンさんがすかさず説明してくれた。…最初は怖いと思ったけど、優しいんだろうな。先程までの話を聞いた限りでも、彼が一番最初に私のことを保護しようと言ってくれたみたいだし。
それにしても、トントンさんがキレるか…少ししか話していないが、全く想像出来ない。だが、普段温厚な人程怒らせたら怖いと言うし…きっと、中々怖いんだろう。現に、オスマンさんが説明すると皆さん少し顔を青くしていた。…そこまでなのか。私は、トントンさんは怒らせないようにしよう、と心に誓った。
そして、再びまたあのバリトンボイスが響いた。
「では、最後は俺だな。俺の名はグルッペン･フューラー。ここのリーダーをやっている。種族は吸血鬼だ」
やはり、彼がリーダーか。部屋の明かりに反射してキラキラと輝く金色の髪。こちらを鋭く見つめてくる、ルビィのように綺麗で真っ赤な瞳。本当に整った容姿をしている。
吸血鬼と言えば、どの物語でも美男美女とだいたい決まっている。それは本当だったようだ。私の目の前にいるこの男は、この世のものとは思えない美貌の持ち主なのだから。
鋭い牙も、白すぎる肌も、吸血鬼の証。それすらも彼の美しさに拍車をかけているのだが、同時により恐ろしく感じさせられた。
「…さて、これで我々は全員名乗ったわけだ。後残っているのは、お前だけだな。こちらが名乗ったのだから、そちらも名乗ってもらわねば困るゾ」
再び私に一気に視線が集まった。緊張する。怖い。少しでもやらかせば、たちまち食べられてしまうかもしれない。そんな恐怖を飲み込んで、彼らのことを真っ直ぐ見据えて私は口を開いた。
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ユドーフ(プロフ) - あんりさん» ひぇぇぇありがとうございます！！嬉しいです！！絵柄コロコロ変わる人間なので、今はまた違った感じなのですが、そう言っていただけると嬉しいです！！(イラストは基本、Twitterの方であげたりしています！) (2019年12月23日 21時) (
レス) id: 92bd9f5310 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - いやぁ神作品ですねぇ！！！イラストもどストライクの絵柄でした！！！ (2019年12月23日 19時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - うんちっちさん» 神だなんて畏れ多い...！ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年12月17日 20時) (レス) id: 839dbecfab (このIDを非表示/違反報告)
うんちっち - いやはや...神ですねぇヤバいですねぇ〜更新頑張ってくださいね！ (2019年12月17日 18時) (レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん！またコメント...ありがとうございます！嬉しすぎます！！今ちょっとリアルが多忙なので、もう少ししたら更新出来ると思います！頑張ります！！(えっ、えっ、ぽこにゃ んさん知ってます！！好きです！！！え、嬉しい！ありがとうございます！(煩い) ) (2019年12月5日 0時) (レス) id: 743532c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年9月22日 2時
