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ZORO
「お、おお…なんつーかしっかりしてんのな…」
「はっ、実はババアだったりしてな」
「…ありえなくなさそうで怖くなるからやめろ」
「俺はぜ〜〜〜ってぇ同い年くらいだと思うんだよなぁ〜〜！！」
にこにこと、紙に子供が落書きしたような頰のあげ方。
その肉を削ぎたいくらい、気持ち悪い。
何かを隠している。
そしてこいつは賢い。きっとこいつが思っている以上に。
しかもなんだ…？こいつの異様な雰囲気は……
余裕ありげな…いや、空に浮いてるような…
やる気をなくすような、不思議な感覚だ。
「にしし！今日は俺の部屋泊まってい〜〜ぞ！！！」
「ダメに決まってんだろ！！この子は他の部屋を与えるに決まってるだろ！！」
「え゛〜〜！！あいついい匂いするし一緒に寝てぇ！！」
「なんか倫理的に！！なんかだめ！！」
…うるせぇな。
にしてもあいつはまだ眠ってんのか…？
まぁ、眠ってもらってた方がうるさくならねぇか
「ちょっと！！！誰よその子！！！！！」
こりゃあ一段とうるさくなるな。
一眠りに行くか。
………それにしてもあの少女。
いや、「 女 」か…？
警戒すべきだな。
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2023年9月2日 20時
