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「それでいいんだよ、〇〇。お前はそれでいい。
少し静かなくらいが、世の中生きやすいもんだぞ？
それに、父さんはお前のそういった物静かな優しさ。
すごく好きだぞ。」
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「お、目が覚めたか」
「……？？なん……？！」
「まあそう騒ぐな。怪しいもんじゃねぇよ」
そんな…三つも刀ぶらさけで言われても…
するとドアからひょこっと鼻の長い男が出てきた。
「いや大分怪しいぞ今の…って起きたんだな！！良かった
！！お〜いルフィ〜起きたぞ〜！！」
「……え、？…だ、だれ…？」
そうだ。あの緑なら私が助けてと言ったからわかるが
この人は？しかもなんだか揺れている。
飛行機？それとも車？それにしても広いし木製…
「お〜〜！！思った通り黒だったろ〜〜！！」
「…くろ？」
「あ〜いや、ルフィと俺で、この子の目の色を当てた方が勝ちって賭けてたんだ！！悪りぃ悪りぃ！
俺はウソップ！キャプテンウソップだ！」
「きゃ、キャプテン…？」
「そ〜だ！！勇敢なるキャプテンうそ…」
「ロロノア・ゾロ」
「っておい！俺がまだ話してるとこだろ！」
なんだかごちゃごちゃと言い争っているが
仲が悪そうには見えない。…友達と言ったところだろうか？
「あ、あの」
「お？なんだ？」
「…ここはどこですか？」
「あ〜！そうだよな！ここは俺達の船だ！
お前が浜辺で倒れてるとこを、ゾロが運んできたんだ！
にしてもおめぇ、親は？」
「お、親…親は…わからない」
「…？迷子かァ？」
「おい。ウソップ。やっぱりあの街に戻った方がいいんじゃねぇか？」
「仕方ねぇだろ！海軍に見つかっちまったんだから！！
で、でも。見たところ七歳くらいだろ？なら意思疎通
くらいできると思うんだけど…」
「…私は七歳なの？」
周りから見て私は七歳に見えるのなら、私の年齢は…
「いや〜〜どう見てももっと上だろ！！」
一際大きく声を上げたのは、なにやら麦わら帽子を被った
まんまる目の男だった。
「あ、貴方は？」
「あぁ、俺か？
俺ァモンキー・D・ルフィ…海賊王になる男だ！！」
「か、海賊王？」
「あぁ！！」
「海賊王って？」
そんな私の純粋な疑問にじっとりとした目を向けるのは
助けてくれたゾロだった。
「…？！お前、海賊王を知らないのか？」
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2023年9月2日 20時
