私が感情を取り戻すまで(続き)【呪術廻戦】 (ページ5)

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51話ページ5

暗side
左腕の付け根が痛む。
それは私が今まで経験したことがない程の痛みだった。
それでも、私の傷を治すことに固執してしまえば麗華を倒せない。
だったら、私が死んででも麗華を倒して欲しかった。
なのに、なんでAさんは動かないんだ？
『Aさん...？』
A「...ほう｣
『...え？』
A「久しぶりだな...ところでお主は誰だ？何故血を流しておる？」
『A...さん？』
A「あぁ、妾はAではないぞ」
『え、？でも...え？』
？？？「妾は千夏。Aのもう1つの人格じゃ」
『え...じゃあ、Aさんは...二重、人格...？』
千夏「あぁ、そういうことになる」
いきなり言われても理解が追いつかない
そう私が混乱している間に、千夏さんは私の腕に手を添え、傷を治した
『...え？』
『なんで、傷が治って...！？』
千夏「そりゃ反転術式を使ったからに決まっておるだろう？」
『Aさんは使えてなかったのに...』
千夏「...ふむ、天はAに縛りを与えただけで妾には与えなかったようだな」
『...？なにを言って...？』
千夏「...まぁ、気にしなくて良い」
千夏「つまりはこの体が妾である時は反転術式が使えるということだ」
『は、はぁ...』
千夏「心配するな、お主がAの味方なのは分かった。お主のことは攻撃しない。」
千夏「妾はAの敵を倒すだけ...それだけなのだ」
そう言った千夏さんは、なんだが少し、寂しそうに見えた