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49話 ページ3

Aside
麗華「さっさと殺しなさいよ!何をやっているの!?」
「ッ...もう嫌だよ...」
麗華「聞いているの!?光ッ!」
『...光(ひかり)?』
この子の名前か...?
光「...ッあ」
その瞬間、光は私に吹き飛ばされる。
「ッはぁ、はぁ...」
後ろにいる黒髪の少女が息を切らしている。
きっと術式が切れたのだろう。
麗華「光ッ!?暗ッ!?」
暗(あん)...黒髪の少女の名前か
光「...殺さないの?」
『え?』
光「私は今無防備なんだよ?狙うなら絶好のチャンス」
『...少なくとも私は自ら殺せと言う人が敵だとは思わないよ』
光「...それが偽善なのか本物の善なのか分からないな」
そして暗黒に光る剣が消える。この術式も切れたのか。
光「...暗?」
暗「...何」
光「今まで生きてて...良かったと思える?」
暗「...良かったとは思えないかな」
光「...だよね。」
暗「けどなんでこんなこと...」
光「...死んだ方が楽なのかな」
暗「...え?」
『ッ...!?』
見れば光がまた剣を生み出し、自らの首に突き立てている。
暗「光ッ!?何やってるの!?」
光「もう生きる意味が分かんないや」
『ッ...!』
光「!?」
頭より先に体が動いていた。私は素手で剣を掴んでいた。手のひらからは、血がこぼれている。
光「なに...やってんの?」
光「やめなよ...敵なんだよ?」
『...でも言ってたじゃない、もう嫌だって。』
『やりたくてやってる訳じゃないんでしょ?』
光「それは...そうだけどさ」
光「でも...」
『...ごめん。説得する時間は無いんだ。』
そうして私は光の首筋を叩く。
光「ッ...」
暗「...気絶させたんですか?」
『ごめんね。見ててくれる?』
暗「...分かりました。」
光には悪いけど、あくまで私の相手は麗華。
絶対に負ける訳にはいかないんだ。
そう、絶対に━━━。

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設定タグ:呪術廻戦 , さしす組 , 夢小説   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:ちなつ ーtinatuー | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年5月10日 17時

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