6. ページ6
.
私が先に入ると、お隣さんはフラフラしながらも着いてきた。
とりあえずリビングに連れてって、酔いが覚めるように水を出した。
桃「あざーっす!」
早速ソファに腰掛けてるし。早く水飲んで横になっててほしい。そしたら自然に寝るだろうし。
それに、でかい声で礼を言うあたり、酔ったらだる絡みするタイプやな。って確信した。
お隣さんはしばらくキョロキョロして、テーブルに置かれたビールを指摘した。
桃「あれ?おねーさんもビールとか飲むんすか?(笑)」
水が入ったグラスを片手で持って揺らしながらそう聞いてきた。
そうじゃん。さっき開けようとしてたビール、ぬるくなっちゃったかな。
開けてなくてよかった。
そもそもこの人まじでタイミング悪すぎ。
桃「もしかして〜、これから飲もうとしてました?」
ニヤニヤしながら聞いてきた。
何がそんなに楽しいんだか分からない。
桃「おねーさん可愛いからお酒とか弱そうっすね〜。嫌なことでもありました〜?(笑)」
…お前が原因だわ!なんて言えるはずなかった。
.
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なっとう | 作成日時:2018年4月26日 20時