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よりによってなんでこのプライベートな時間に会いたくもない顔を見ないといけないのか正直頭にきた。





「なんですか!?こんな夜中に!」





半ギレ、というかそれ以上に強い口調になってしまったのは言うまでもない。




桃「あのぉ〜鍵なくしちゃったんすよ〜(笑)」





そう言って目を細めてヘラヘラ笑いだした。



これだから酔っぱらいはタチが悪い。





成人してるであろう男が鍵なくして隣のOL(彼氏なし)の部屋に助けを求めるって嫌いになる一方だ。





とは言えここで門前払いするのも可哀想だと思った私はバカだった。





「他に泊まるとこないんですか。」





そうだよ。よくよく考えたら駅前に満喫とかあるじゃん。




しかも酔ってるってことは居酒屋とかで酒飲んだってことでしょ。





桃「せっかくここまで来たんやから泊めてくださいよ〜!」





困り眉にして縋ってきた。




多分だけど、この人は年下だ。





そして相手も私が年上だということを分かっているんだと思う。




私の心を見透かされてる気がした。




だからなんか、いいやって思ったのかもしれない。





「…寝るだけならええですよ。」





布団だけ提供してあげることにした。





外で泣かれても困るし。





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作者名:なっとう | 作成日時:2018年4月26日 20時

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