喫 茶 店 . ( j w )

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定休日明けの火曜日。


朝の9時。開店の時間。


日曜日は近所の神社でお祭りもあって、客足もわりと多かった。


ケーキなんかは30個仕込んで全部完売。

コーヒー豆も切れて、出せるものと言ったらティー系だけ。それでも常に満席状態で、地球最後の日かと思ったわ。



だからその分、今日はのんびりできるかもなって、伸びをした。



――カラーン



｢いらっしゃいませー。｣



珍しく開店してすぐにお客さん。


細身のシルエットにスポーツウェア。ジョギングかな？


そうゆう人はよく朝ごはんとか食べに来る。



紫｢おはようございまーす…？やってます…？｣



その人はなぜか疑問形で入ってきた。変な人やなってのが第一印象。


｢やってますよー？お好きな席にどうぞ…？｣



私も疑問形で答えた。



紫｢なんや面白い子やな(笑)ほな、嬢ちゃんのおすすめ頼もかな。｣



わりと気さくな人だった。


｢おじさーん！カフェラテとハムサンドひとつー！｣



『はいよー。』



私がいつも朝ごはんでおじさんに頼むのと同じメニュー。


あのお客さんはどんな反応するかな。


(私が)ソワソワしながら待つこと10分。


｢おまたせしました。カフェラテとハムサンドです。｣



紫｢おっ、うまそうやん。いただきますー。｣



何も言われなくて安心した。



紫｢このハムサンドうまいなあ！？なしてん！？からしか！？｣



か、からし？？？それはマスタード…。


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