秘密の助手席 ページ13
「Aちゃん苦しくない？
狭かったらいつでも言ってね。
あ、これさっき買ったジュース
良かったら飲んで」
そう言って某高級スーバーで売っているオーガニックアップルジュースを渡された。
これ飲みたかったけど高くていつも我慢してたやつ！
さっきから賢人さんからのお姫様扱いが止まらない。
なんでよ！
「おい賢人お前後で許さねぇからな」
「フン、こんなのやったもん勝ちだろ馬鹿かお前は」
相変わらず口が悪いフランスコンビ
でも、助手席から眺める賢人さんの横顔。
後ろを振り向くと見つめてくる吉沢さんの顔。
....両者とも美し過ぎて直視出来ないよ。
なんで私はこんな美男子達に囲まれてるんだ？
「あの私がいる意味あります？」
素朴な疑問
私確実に要らない気がする。
大して腕力ある訳でもないし、お荷物でしかない。
「何言ってるの？今日の主役はAちゃんだよ？
Aちゃんがただそこに居るだけで頑張れるし、癒されるから絶対必要」
「俺Aちゃんがいなかったら水槽貸してない」
何この乙女ドラマの主人公の扱い
「あはは、そうなんですね」
乾いた笑いしか出てこない。
何とか苦笑いでやり過ごした
車から流れてくるゆったりとした洋楽
眩しくて賢人さんがサングラスを掛けた。
あらイケメン
絵になるねぇ
そして
「Aちゃん焼けちゃうからこれ掛けて。
ごめんね、もうちょい我慢して。
あと少しで着くから」
そう言って私にふわっふわのブランケットを渡してきた。
そのまま受け取った後
私の手を離さず車を運転したまま
手を握ってきた。
え
吉沢さんは後ろでスヤスヤ寝ている。
2人しか知らない秘密
.
ジリジリと太陽が照りつける
窓から爽やかな風が吹いた。
だんだん気温も上がってきて
私たちの体温も上昇する
.
それは突然だった
「これも内緒だよ」
賢人さんはそう言って
赤信号になった隙に
チュッ
私にキスをした。
私の瞳に色っぽい顔をした賢人さんが映る。
「そんなに驚かないの」
賢人さんはハンドルを握りながら平然と前を向いて
そう言った。
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なこ - 全体公開に変更して頂いたんですね！迅速な対応感謝です。ありがとうございました。早速読ませて頂きます。 (2021年6月17日 19時) (
レス) id: ee2bdf7f3b (このIDを非表示/違反報告)
みつ(プロフ) - なこ様ありがとうございます。とっても嬉しいです。今全体公開に変更しました！引き続き楽しんで頂けたら幸いです。 (2021年6月16日 8時) (レス) id: 224514e532 (このIDを非表示/違反報告)
なこ - 1から楽しんで見させて頂いております。思い出の中のキクラゲ4を見たいのですがパスワードを教えてもらうことはできますか？ (2021年6月13日 9時) (レス) id: ee2bdf7f3b (このIDを非表示/違反報告)
みつ(プロフ) - yurinoeightkkr様、ありがとうございます。本当に嬉しいです！私の作品は文章量が多いので是非お好きな時間にお読み下さい(^^)これからも頑張って更新させて頂きます！ (2020年5月28日 1時) (レス) id: d374b7eebd (このIDを非表示/違反報告)
yurinoeightkkr(プロフ) - 大好きです、、、！これからも楽しみにしてます (2020年5月26日 23時) (レス) id: 7540bfa5ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつ | 作成日時：2020年5月13日 23時
