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龍「あれ?
皆の所に居ると思ってた、まこっちゃん」





慎「ん、俺これ取りに来ただけ」








宿に届いていた何とも重そうなダンボールを持ち上げ、出て行こうとする彼から、一番体の大きな龍が私の荷物をおろしてその荷物を奪う




龍「俺が!あの、代わりに、Aさんの部屋の案内お願いしたい!!」




「え、」




慎「え…俺が?」





龍「ごめん、お願い!!壱馬さん翔吾さん樹さんも一緒に手伝って下さい行きましょう!」






壱「俺らの部屋の案内は?」






龍「後でしますから!行きましょう?」






何で俺らが行かなあかんねん!部屋見たい!生意気だ!などなど盛り沢山の文句を言う三人をダンボールで押しながら遠ざかって行く龍は、一体何を考えているのだろう






後ろを振り返ると、あまり目を合わせず、あ〜と言いながら頭をわしゃっとかきあげる姿が。





あぁ、そんなにも私と居るのが嫌なのか







慎「…じゃあ、案内するから」






「はい…」








何とも気まずい雰囲気をどうにかすることもできない私は、彼の背中を見ながら黙ってついて行く






一体何を考えているのか全くわからない人だ…




大きな階段を上がり、二階へ行くと、いくつかの部屋がある








慎「一番奥の部屋、使えだって




俺の部屋、隣だからまぁ、何かあったら」






どうやら大事な所は言わないタイプの人間らしい







「ありがとうございます」









慎「ん。あ、あと



敬語やめて、同い年」








「あ、わかった…」








慎「それと、名前で呼べよ、ちゃんと」







「え、わかった」








敬語禁止、名前で呼べよの威圧感…




なんていうか、少し怖い



と思うと






慎「よし



じゃ行くぞ、A」






なぜか満足そうに口角を上げて笑う







また不意にドキッとしてしまった事は、壱馬にも、誰にも言わずに胸の中に留めておこう









ーーーーーその頃龍達は…







壱「何で来てすぐ俺らが手伝うんだよ」







翔吾「部屋はよ見たかったのに〜」





樹「どうしたの?」




龍「だって…


だってAさんが可愛くて…俺無理っす!!!」








壱「うわ!!お前そういうこと!?」




翔吾「赤ちゃんみたいな狼やぁ〜!笑」




龍「もう〜やめてくださいよっ!!」




樹「ふっ笑」




焦る壱馬と不敵な笑みの樹、そしてガオ〜とニヤつく翔吾、再び、でした…。









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(プロフ) - noahさん» noahさん、ありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!これからも楽しみにしていてくださいね^ ^ (2018年9月10日 1時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
noah(プロフ) - 更新たのしみにいています!いつも胸きゅんをありがとうごさいます!! (2018年9月9日 23時) (レス) id: 45dd6423d7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - nagiさん» nagiさん、ありがとうございます!有り難すぎるお言葉を頂けて、私は幸せです泣 素敵な慎を堪能して頂けるように、続編も頑張りますね!楽しみにしていて下さい! (2018年9月9日 23時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆうなさん» ゆうなさん、ありがとうございます!きゅんきゅんして頂けて慎も嬉しそうです!笑笑 毎日チェックして貰えてるなんて…嬉しすぎます泣 これからも楽しみにしていて下さいね! (2018年9月9日 23時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
nagi(プロフ) - 毎日更新楽しみにしてます!慎くんにもキュンキュンしながら読ませてもらってます!お話書くのめちゃくちゃお上手で…見習いたいです。 (2018年9月9日 20時) (レス) id: 7ff8abb7e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年8月8日 20時

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