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翔吾「着いたー！京都ぉぉー！！」
新幹線を降りて駅構内へ進んだ途端に、両手を上に挙げて最高の笑顔で到着を喜ぶ翔吾さん
「危ないですよ、足下気をつけて下さい！」
翔吾「大丈夫大丈夫！」
壱「どっちが年上やねん笑」
樹「さっきまで爆睡だったのに」
「やっぱりテンション上がるみたいだね笑」
壱「あれ、慎は？」
広い駅の中、さっきまで一緒に居たはずの慎が居ないことに気付く
キョロキョロと辺りを見回すと、立ち止まって上を見上げてシャッターを切る彼の姿
すぐに近くまで行って声を掛ける
「慎！何してるの？」
慎「あごめん、つい」
「うわ、すごい…」
スマホの画面を覗き込むと、吹き抜けの天井と、そこから差し込む日差しとを写した写真
ごめんな、と小さく謝ると、皆に見えないように腰の辺りに手を回され歩き出した
慎「やばい、めっちゃテンション上がる」
チラリと顔を見上げると、口角がいつもより少しだけ上がっている
一番落ち着いてそうな慎も、顔にあまり出ないだけで、結構楽しそうで。
一人でなら絶対に来なかった地元にも、来て良かったと思える、皆と一緒なら
翔吾「まこっちゃんほんまに写真好きやな」
慎「思い出ってやっぱり残したいじゃないですか」
壱「慎の場合フェチやもんな」
「沢山あるよ、素敵な所」
慎「ん、楽しみにしてる」
皆に見せたい所、沢山あるな
…慎に見せたい景色も、沢山あるんだ
「じゃあ、私の実家まで、案内します」
旅の目的は、お母さんに会うこと
出て行った理由が理由なだけに、実家へ帰ることに抵抗を持ってしまっていたけれど
一緒に帰ろうと誘ってくれる人と出会えた
閉じ込めてた気持ちも、今なら言える気がする
この夏に出会えたことに意味があると感じる
大丈夫、私は一人じゃない
慎「緊張してる？」
家まで歩く道で優しく問いかけられる
「少しだけ、ね」
慎「俺は楽しみだよ、Aのお母さんにも、叔母さんと叔父さんに会うのも」
「なんで？」
慎「知らないAを知れそうじゃん？」
「…何それ笑」
悪戯に笑うけど、この緩くふわっとした空気にどれだけ救われて来ただろうか
「ここが、私の実家です」
遂に、半年ぶりに母と顔を合わせる…
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蘭(プロフ) - noahさん» noahさん、ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！これからも楽しみにしていてくださいね^ ^ (2018年9月10日 1時) (
レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
noah(プロフ) - 更新たのしみにいています！いつも胸きゅんをありがとうごさいます！！ (2018年9月9日 23時) (レス) id: 45dd6423d7 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - nagiさん» nagiさん、ありがとうございます！有り難すぎるお言葉を頂けて、私は幸せです泣 素敵な慎を堪能して頂けるように、続編も頑張りますね！楽しみにしていて下さい！ (2018年9月9日 23時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - ゆうなさん» ゆうなさん、ありがとうございます！きゅんきゅんして頂けて慎も嬉しそうです！笑笑 毎日チェックして貰えてるなんて…嬉しすぎます泣 これからも楽しみにしていて下さいね！ (2018年9月9日 23時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
nagi(プロフ) - 毎日更新楽しみにしてます！慎くんにもキュンキュンしながら読ませてもらってます！お話書くのめちゃくちゃお上手で…見習いたいです。 (2018年9月9日 20時) (レス) id: 7ff8abb7e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭
| 作成日時：2018年8月8日 20時
