58（壱馬side） ページ9
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壱馬side
おばさんもAも先に寝てしまったという話を聞いて、何も知らずに迎えた次の日の朝
翔吾、樹、慎と、四人揃って下へ降りると
大きなソファーに座ってニュースを見るAの姿
俺達に気付いたAは、隠しきれない嬉しさを抱えたような笑顔でおはよっ、なんて言うから
壱「なんかええことでもあったん？笑」
そう聞くと人差し指をちょいちょいっとキッチンの方へ指し、そちらを全員で見ると...
母「ということで皆、改めまして、Aの母です」
翔吾「えっ！」
樹「え？」
壱「おばさん...！」
「ふふっ笑」
慎「あ、おはようございます」
壱「いや何で普通に挨拶してるん？」
慎「昨日ちょっとあったんで」
母「背中を押された感じかしらね？笑」
慎「いやいや、僕は何も」
翔吾「は、初めまして！！」
母「ふふ笑 緊張しないで？」
笑った顔とか、優しい雰囲気とか、そういうもんは全部おばさん譲りやなぁ...
なんて考えてる場合やないけど、まぁ、詳しい事は後で慎から聞くとして
A、ほんまに嬉しそう
ずっとお母さんの声聞きたかったんやもんな
母「Aにこんな素敵なお友達が沢山居て、私はすっごく嬉しいわ...皆ありがとう
さ、朝ご飯沢山作ったから食べて食べて！」
樹「うわ、美味そう」
翔吾「和食やぁ〜！！！」
仕事に行ったAの叔父さん叔母さんを抜いた六人で、ダイニングテーブルを囲んで朝食を頂く
壱「美味いっす」
樹「うん...美味すぎる...」
「だって〜お母さん、良かったねっ」
母「息子が出来たみたいで嬉しいわぁ〜笑」
以前より親子二人の雰囲気も断然良くて、観ているこっちまで笑顔になってしまう
二人の会話を微笑ましく聞いていると、おばさんはふと、俺の顔を見た
母「壱馬くん、ありがとう」
壱「.....え？」
母「何故か壱馬くんには知らせなきゃいけないような気がして、お手紙なんて送っちゃって」
壱「いえ、そんな...」
母「でも貴方が居てくれたから、Aはこんなに素敵なお友達に囲まれて暮らせているんだもの
だから、壱馬くん、ありがとう」
Aと慎を出会わせたのは、俺
その結果、俺は淡い初恋の気持ちに蓋をしたけど
でも
「壱馬、ありがとう」
やっぱり可愛い妹は、笑顔が一番似合っとるから
壱「おう」
俺はやっぱり、幼馴染の立ち位置がええな
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MAO - とても素敵なお話で、一気に読めました！ (2020年1月11日 22時) (
レス) id: 7e55f29c35 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 蘭さん» 楽しみでたまらないです！待ちきれません (2019年8月10日 16時) (レス) id: 772a3fabcd (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - ★さん» 物語が思い浮かんだら、再び慎君で書かせて頂こうと思っています！楽しみに待っていて下さったら嬉しいです(^^) (2019年7月19日 0時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
★ - また慎くんで書いてください！ (2019年7月15日 21時) (レス) id: b78fe88ec4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - shyboyz17mさん» 最後まで読んで下さり、こちらこそありがとうございます！すごく嬉しいです泣 (2019年3月25日 23時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭
| 作成日時：2018年9月10日 1時
