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壱馬side
痛くないから…?そんなの絶対…
二人のラブシーンの声なんて俺聞きたないし!
まぁAオンリーなら……って、ちゃう!!
皆が暮らすひとつ屋根の下で、お兄ちゃん絶対そんなの許さへんからな!!
翔吾の制止を無視して、その扉を勢い良く開けた
壱「お前ら何やって!……え」
慎「え…壱馬さん?」
翔吾「もう〜お前は…って服着てるやん」
樹「あれ、ほんとだ」
その先には、座り込んだAの横に座り、その耳元へと両手を持ち上げている慎が居た
この状況って…
「どうしたの?皆して」
翔吾「いや、そのー…何してんねやろなって」
「…趣味悪ーい」
慎「Aやっぱやめよ?ピアス開けんの」
「や、怖くないもん」
慎「怖いって言うから
俺が怖くないって言ってんじゃん」
「うぅ〜…」
そう言ってまた二人の世界へと入り込んだマイペースな弟と妹を見て、安心してため息
樹「なーんだ…」
翔吾「ちょっと期待してたやろ樹」
樹「そんな事ないですよ?」
翔吾「んでー…
壱馬は何でドア開けてしもたのかな〜?」
壱「うるさいわあほ…」
翔吾「かわええやっちゃなぁ〜!笑」
ドア付近で井戸端会議の俺達に、ピアスを開けるのに苦戦中のAが話しかけてきた
「ねぇねぇ、ピアス…痛いかな?」
壱「俺も慎に一個増やして貰ったけど…
痛くなかったで全然」
樹「俺は痛かった」
翔吾「開けへんでもAは可愛いよ?」
慎「さ、どうすんの」
「うーん…でも慎と同じ所に開けたいし…」
慎「っ、別にいいんじゃない?」
分かりやすく嬉しそうな慎
「よし、また明日にする!」
翔吾「えー笑」
「へへ笑」
昔からおっきい音も痛いのも全部駄目やったもんな
なのに慎と同じ所に開けたいなんて…
慎「わかった、じゃあまた明日ね」
「うん…ごめんね?」
慎「謝る事じゃないでしょ?お休み」
頭をぽんぽんと上から撫でてあげる慎の目は優しくて、下から見上げるAは可愛くて
慎「さ、戻りましょう」
部屋に戻ると
壱「ずっとあんな調子やったん?」
慎「はい、開けるって聞かなかったんで」
それ程慎が好きなの伝わるわ
慎「まぁ、ピアスもイヤリングも二つ用意してるんですけどね、あげようかなって」
そんな慎も、Aが好きで仕方ないんやから
mistake –fin–
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MAO - とても素敵なお話で、一気に読めました! (2020年1月11日 22時) (レス) id: 7e55f29c35 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 蘭さん» 楽しみでたまらないです!待ちきれません (2019年8月10日 16時) (レス) id: 772a3fabcd (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - ★さん» 物語が思い浮かんだら、再び慎君で書かせて頂こうと思っています!楽しみに待っていて下さったら嬉しいです(^^) (2019年7月19日 0時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
★ - また慎くんで書いてください! (2019年7月15日 21時) (レス) id: b78fe88ec4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - shyboyz17mさん» 最後まで読んで下さり、こちらこそありがとうございます!すごく嬉しいです泣 (2019年3月25日 23時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘭 | 作成日時:2018年9月10日 1時