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「お疲れ!」
「夜久って1家に1台欲しいタイプだよね」
「何言ってんだよ」
いつも私が飲んでるカフェオレをくれるあたり、やっぱり1家に1台夜久衛輔。
「そっちは残るんでしょ?」
「おう、1年も2年も心配だからな」
男バレのメンツを思い出して、苦笑い。個性強いもんなあ。2年はヤンキーと人見知りとフシギくん。1年は元気と天使がいることは知ってるけど…
「ロシアのハーフの1年シバいてるんだって?」
「シバいてねーよ。蹴り入れてるくらい。」
「うーわ、痛そ。」
「受けとくか?」
「遠慮しとく〜。」
羨ましいとか色々あるけどもう切り替えは済んだ。追い出し会を思い出して笑ってしまう。あれは楽しかった。試合もみんなの言葉も。
「男バレが春高連れてってくれるんでしょ?」
「当たり前だよ。なっ、黒尾?」
「うーわ、なんで来た」
「俺の夜久とAがあんまりにもいちゃいちゃするもんだから」
「俺のってなんだよ。どうせ、Aと話したいだけだろ」
「そうだけど」
心の底からそういうのやめて欲しい。どういう反応返したらいいのか分からなくなる。
「私の席どーぞ。」
「お前は?」
「私は他のクラス行くから」
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作者名:なつなつき | 作成日時:2020年4月15日 0時