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「青団速い!後ろから赤団、緑団が追い上げるっ!」


「頑張れー!!!」


喉が痛いくらい叫ぶことそろそろ五分。


あと少しで私の出番です。


「24走者目の人は位置についてください。」


さっきはしてなかった緊張がくる。


春田くんは見ないでまっすぐ走る。


春田くん速いし、バトン貰うときは


相手を見ない方がいいって早川さんが教えてくれた


「行けっ!!」


無事私の手に渡った青色のバトン。


1番でせんべいに辿り着く。


「…!?」


練習のときはもっと低かったはずなのに…!!


せんべいの位置が高い。


身長の小さいわたしには届かないくらい。


ジャンプしてギリギリ?


跳ねてみるけど届かない、


2組のみんなが焦ってる声が聞こえる。


他の人が追いつきそうな音も。


どうしようどうしよう。


「高月!!」


え、夜久先輩?


見ると近くの観客席にいた。


「1回落ちついて、溜めてから飛んでみろ!」


「はい!」


1回落ち着いて、溜めてから。


ジャンプしたらせんべいの袋を噛んだ感触。


せんべい取れた…!!


そのままの勢いで走り出すと2組から歓声が起きた。


無事、次の人にバトン渡せたー!!


「ヒヤヒヤしたよー。」


「すっごい焦ったんだよ!」


「夜久先輩いた?」


「うん、声かけてくれた。」


「また顔赤いよ〜。じゃあ、行ってくるね。」


「えっ、」


慌ててほっぺたを抑えると熱い。


「紗江ちゃんに頑張れって言えなかった…」


紗江ちゃんは速いから、


普通に他の団との差を広げて次に渡してた。


アンカーは銀斗くん。


「銀斗くんがんばれー!!」


「これで負けたらわかってるよね!?」


「るせー。絶対負けねえし。」


バトン貰う前なのにあんな余裕そうに。


私、あそこのポジションすごい緊張しちゃうから


銀斗くんのメンタル欲しい。


銀斗くんはバトンを受け取った瞬間、


物凄いスピードで走り出した。


「あいつ、リレーの時本気出してなかったなー」


「そうなの?」


「多分ほかの競技は本気出さなくても勝てるから。今はぶっちぎりの校内記録狙ってるからだと思うよ」


「なんか、すごいね。」


「1年、クラス対抗障害物リレー1位は前代未聞のぶっちぎり記録を叩き出した青団ー!!!!」


「よっしゃあああ!」


みんなで協力して練習した成果が出た!


楽しかったな。

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るったん(プロフ) - すごく素敵な小説で何回も読んでしまいました!欲を言えば、苗字も変換出来るといいなと思いました。これからも素敵な小説楽しみにしています。 (4月18日 23時) (レス) @page2 id: 7b2277a8e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつなつき | 作成日時:2018年9月28日 0時

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