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「ええええええー!!!」


「そんなに変か?」


「いや、私みたいな地味の中の地味子と友達になってもいいことありませんよ!それに先輩だし」


「俺がなりたいって言ってんだからいいだろ!」


夜久先輩って押しが強い人なのかな?


押しが強い人って怖いイメージがあるけど


先輩は全然怖くない。


初対面でこんなに話せたのなんて奇跡みたいだ。


「えっと、その、ありがとうございます。」


私が言うと夜久先輩は満足そうに笑って


「よろしくな!それと言うの遅くなったけど、入学おめでとう!!」


「ありがとうございます!」


言ってくれたの家族しかいなかったから嬉しい!


「やっとまともにこっち向いて笑ったなー。その方が良いと思うぞ?顔がちゃんと見える。」


夜久先輩って天然たらし…?


それでもいいや。


この先輩と話すのはなんか胸がふわふわする


嫌じゃないふわふわ。

「高月は多分、初日じゃ良さは伝わらない。多分親睦会的なやつもあんま喋れないんだろ?」


「やっぱり緊張しちゃって…。」


そういうと、悩んでくれる夜久先輩。


なんか凄くこの人可愛い。


「思い切ってクラスの誰かに話しかけてみる!それは高月の勇気が必要だけど、そのあとはなんとかなるはずだ!!」


「おおおっ。」


「だって今日会ったばかりだし学年違うけど俺とこんなに話せてるし、コミュ力が無いわけじゃないはずだ!」


「夜久先輩すごい!」


「だろっ!」


「やっくんどこにいるのー?バレー部戻ってきてー」


あ、誰かが呼んでる。


まだ話したいな…って思う。珍しいこと。


でも引き止めちゃダメだよね。


「夜久先輩お話してくれてありがとうございました!部活頑張ってください!」


「おう頑張る!また話そうぜ!じゃあな!」


「はい!」


また話そうぜって言った?


また話せるの?


おかしいな、なんでこんなに嬉しいんだろう。


顔が熱くなる感覚。


ふわふわする気持ち。


「夜久先輩は初めてのことだらけだ。」


初めてできた友達は先輩。


初めて会話したのも先輩。


こんなに不思議な気持ちにさせるのも先輩。


「また話せるの楽しみだな。」


私が誰かと話すことに楽しみだと思うなんて。


本当に初めてだらけだ。

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るったん(プロフ) - すごく素敵な小説で何回も読んでしまいました!欲を言えば、苗字も変換出来るといいなと思いました。これからも素敵な小説楽しみにしています。 (4月18日 23時) (レス) @page2 id: 7b2277a8e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつなつき | 作成日時:2018年9月28日 0時

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