ハグしてください〈ハイキュー短編集〉

宮治 ページ12

※関西弁わかんないのでごめんなさい！


「寒いよな」


「せやね」


「ハグして欲しいねん。」


「唐突すぎん？」


治くんの言うことはほんっとに読めない。


何言ってんのこの人。


ここ学校なんやけど。


「寒い言うたやん」


「ここ学校やし」


「そんなん関係ないやろ」


「あるわ！」


この人には恥ずかしいとか言う気持ちが無いのか。


教室中のみんな見てること気づいとる？


「授業前には離れるから」


「当たり前や」


絶対くっつかへん。


その気持ちも込めて、違う方向をむくと


私のセーターをちょんちょん引っ張ってくる。


ほんとに高校生？


可愛すぎん？


誰か動画撮っといて！って言いそうになって堪える


コイツに甘い顔したら負けや。


「俺のバレー忙しくてあんまいちゃいちゃできひんし、隣におれるの学校くらいやし、だめなん…？」


誰か動画撮ってることを祈る。


「しょうがないなぁ、」


立ち上がって腕を広げてやると


私の腰に腕をまわしてぎゅーぎゅーしてくる治くん


もうほんっと可愛ええ。


「治くん立ってくれんと私が寒い」


「ここがちょうどええの」


「なんでや」


「俺が立ったら身長差ありすぎてAの腰に取れるやろ」


「たしかに」


治くんとくっつくと体重かけられて腰反るから


腰痛持ちになる。


「もうずっとこうしてたいわ」


「授業の時は離れてな」


「いやや」


「私まで先生に怒られる」


「いいやん。一緒に怒られようや。」


このやろ…！って思う自分より、


またしょうがないなぁ、と思う自分の方が大きい


「一生治くんには勝てへん」


「一生ってずっと隣におってくれるってことやんな」


「そんな幸せそうな顔しないどいて！」


ほら、勝てへん。









関西弁下手くそすぎてごめんなさい。
どなたか、関西弁教えてください…！！

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