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「もう、すっごい良かったよね！！」
「うん。そうだね」
「Aめっちゃ可愛かった〜」
ほおっと変な声を出してソファに脱力した
麗日さんの手を何気なく握った。
「で、デクくんどしたん？」
「ん？なんとなく」
やっと告白出来てからもう半年経つのに
まだ顔を赤くする麗日さんが可愛くて仕方がない。
かっちゃん達の結婚会見を見て、
麗日さんは泣いたり笑ったり、
最後は幸せそうな顔で画面の持田さんを見つめていた
その顔を見ると結婚したいな。そう思う。
かっちゃん達は高校から付き合ってたし、
今知った持田さんの過去もあったから
早く結婚した方が良かったんだろう。
僕はまだ自信が無い。
ヒーローとしての目標に届いていない
中途半端な自分が誰かに一生隣にいて欲しいなど
言っていいのか。
でも、こんなに素敵な人が隣で笑ってくれているのは
かなり、幸せなことだ。
「Aたちの結婚式いつやろねぇ」
「友人代表スピーチは麗日さんじゃないかな」
「えぇ！？スピーチなんてしたら私泣いてしまう！｣
想像がつきすぎて思わず吹き出した。
むくれた顔をした麗日さんは、僕に抱きつくと
「デクくんはいつ名前呼んでくれるん？」
精神的ダメージ100000くらいの爆弾を投げた。
「ええっ！？」
「高校の時からずっと麗日さん。付き合ってから変わるかなって思ったけど変わらんし、距離近くなった気があんまりせん。」
「ご、ごめん」
「私こそごめん。デクくん大変やのにわがまま言って。」
目に浮かぶ涙に慌てた。
「待って、うららかさ…お茶子泣かないで」
「へっ」
「呼んでって言ったのそっちじゃん…」
「やっぱり恥ずかしいもんやね。」
「ほんとにごめん。僕が意気地無しだから名前もずっと呼べず…結婚しようって言う勇気もなくて…」
「…え？」
「え？」
じわじわ赤くなるお茶子の顔。
理由が分からなくて黙っていると
「今、結婚って言った？」
さっきよりも大きな爆弾。
僕は何を口走ったんだ。
こういうのはちゃんと言うべきだろ…！！
「聞いてないことにした方が良かった！？」
「あ、いや。ごめん」
「私どうすれば…？」
「僕が中途半端だったから言えてなかったけど、お茶子には隣にいて欲しい。僕と結婚してください｣
「こちらこそよろしくお願いします」
大好きな人の笑顔を守れる
大好きな人が好きなこの世界を守れる
そんな男に。
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なつなつき(プロフ) - 雪音さん» コメントありがとうございます。完結して時間が経つのに感想がいただけてとても嬉しいです！ぜひ、次も楽しんで頂けたら幸いです！ (2020年5月7日 8時) (
レス) id: 0034c747bb (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 涙がああ…続き読んできますねええ…好きですうう… (2020年5月7日 5時) (レス) id: dd74d32d36 (このIDを非表示/違反報告)
なつなつき(プロフ) - 無気力人間Aさん» 凄い褒められててびっくりしました！こんなに長文を頂けて嬉しいです。テストが終わらないのでまだ更新は遅いと思うんですが待ってていただけると嬉しいです！本当にありがとうございます！頑張ります！！ (2019年12月10日 0時) (レス) id: 0034c747bb (このIDを非表示/違反報告)
無気力人間A(プロフ) - あっ！書き忘れてたので足させていただきます！夢小説ってほとんど夢主がくっついたらか、原作が終わったら終わっちゃうので大人になって結婚するところまで書いてあってほんとに読んでて楽しかったです！！文と文の間もちょうど良くってとても見やすかったです！ (2019年12月10日 0時) (レス) id: 59ffb7dac7 (このIDを非表示/違反報告)
無気力人間A(プロフ) - コメ失礼します……くっ、、、涙が止まらねぇ！…です(泣)なつなつきさんは神作者ですね！！めちゃめちゃ良いお話で引き込まれまくりました。いや、もうしばらくはこの小説の余韻が抜けきらないと思います！神小説をありがとうございます！終わりまで頑張ってください！ (2019年12月10日 0時) (レス) id: 59ffb7dac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつなつき | 作成日時：2019年11月20日 8時
