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先生たちに連絡が入り、
ただちに警察が入った。
警察に事情を聞きたいと言われたAは
「あ、れ…？」
「どうした」
「私にはくっつかないはずなのに…｣
Aの手と、俺の手は
Aの個性でもあるもちもちしたやつに
くっついていた。
「なんで」
「それじゃあ、君も一緒にいてくれるかい？」
「A俺がいていいんか｣
黙って立ち上がったAに合わせると
「故意じゃないけど、くっついて良かった」
そう小さな声で言われた。
もう、こんな目には合わせたくない。
「なんでこうなったのかわかったりするかな？｣
「勝己くんを待ってたら、急に4人に囲まれて何か言う前にみぞおち殴られて意識失いました。｣
「それで、目を覚ましたら倉庫にいたと」
「はい。」
アイツらがAを殴って、運んで、触った
そう思うとまた怒りが湧いてくる
「か、勝己くん。ちょっと痛い…」
「あ？スマン」
怒りに任せてAの手を握っていたらしい。
危うく折るところだった。
「犯人は何か言っていたかい？」
「えっと…爆豪勝己くんに嫌がらせと言っていました。警察に捕まってもいいと思っているような雑な作戦だったと思います。」
「怖かったはずなのによく見てたね」
「今のところ1番怖いの隣の勝己くんなので」
「アァ！？」
「ほら」
いたずらっぽく笑うAは
さっき襲われてたとは思えない。
「小さいから心配したけど、君強いねぇ！」
「ほんとですか！」
「うん、おじさんびっくり」
「勝己くん聞いた？私強いってさ」
「俺よか強くねぇよ」
「ちょっとくらい褒めてよ！」
解放されて、Aを寮に送る道を歩いた
「あ、言うの遅くなったね。勝己くん優勝おめでとう」
「？」
「体育祭！」
「ああ」
んな事忘れてた。
どうしようもなくなって、引き寄せて抱きしめた
「わっ、」
何回やってもいい反応くれるからいいわ。
「んで俺は何も出来ないんだ」
「ん？」
「いつもお前をこんな目に遭わせる」
「勝己くんのせいじゃないよ」
「俺のせいだろうが」
「違う」
俺への嫌がらせがお前の拉致なのに
なんで俺のせいじゃないんだ
「だって悪いのはアイツらだもん。それに、攫われるほど弱い私が悪いでしょ？勝己くん1個も悪いところない。」
「なんでそんな強いんだよ」
「勝己くんの彼女だからね」
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作者名：なつなつき | 作成日時：2019年10月28日 15時
