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「告白の返事聞かせろや」
「えぇっ！？告白されたん！？」
「なんでお茶子ちゃんの前でそんなこと言う…」
私たちがぎゃーぎゃー騒いでいると
みんなが降りてきた。
うるさくしてごめんね。とお邪魔しちゃってごめんを
伝えると笑って気にしてないと言ってくれた。
みんな優しすぎ、泣いちゃう。
「Aちゃんどうするん！？」
「ど、どうもしないよ！」
「持田大丈夫か！」
「切島くん。おはよう。大丈夫だよ」
「そっか。よかった」
「ありがとう」
「おうよ」
私の頭をわしゃわしゃした切島くんを初めとして
みんな話しかけに来てくれて、
頭を撫でたりぎゅーってしてくれたり、
優しいって泣いちゃうって。ほんとに。
休みの日にみんなが早起きしたA組は、
朝ごはんを食べながら色んなことを話していた。
楽しそう〜。私のクラスもよく話しているけど、
A組は色んなものを超えた絆がある気がする。
ちょっと羨ましい。
ちらっと爆豪くんを見ると、目が合って
慌てて俯いた。やっぱり顔が熱い。
そんな私を見てお茶子ちゃんがにやにやしてるのも
ちょっと嫌だ…。
少し不貞腐れながら食べた朝ごはんは
ランチラッシュの腕がすごくてちゃんと美味しかった
何もすることがないらしいA組に質問攻めされた。
「爆豪と結局どうなってんの！」
「持田は爆豪好きなのか？」
「そもそもAって好きな人いんの？」
「えっ、えっ、」
「やめないか！持田くんが困っているだろう？」
「飯田くん」
みんなが落ち着いてくれたから少し安心した。
質問攻め怖いよ。
質問攻めされる怖さと、みんなの優しさに
説明くらいはしないとなのかなと思った。
「私、実は人と関わるとき自分の中で区切ってて、だから人を好きになったこと無いです。」
驚いてるお茶子ちゃんにごめんねって言った。
1番仲良くしてくれたのはお茶子ちゃんだから。
「でも、A組のみんなとは昔のことを考えないで仲良くなりたいと思いました。だから…
私と友達になってください｣
そう言った私にお茶子ちゃんが飛びついてきた。
「昔のことなんていいんよ、私はもう友達やと思ってたし！！」
「そうよ、みんなAちゃんのお友達よケロケロ」
「あったりまえだろ！」
声がたくさん聞こえる中で、
お茶子ちゃんに抱きしめられながら
嬉しくて嬉しくて1粒だけ涙が零れた。
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作者名：なつなつき | 作成日時：2019年10月19日 21時
