＊ ページ30
次の日、
初めて持田と話したあの場所で待ち合わせた。
「ごめん！お待たせしました」
「あー全然待ってねぇよ」
「ありがとう。それでどうしたの？」
「最近A組のこと避けてるのか？」
昨日、部屋でもっとまともな言葉考えてきたはず
それなのにどストレートな言葉がでてきた。
持田は困った様子で微笑んでた。
「わり、責めてるとかじゃないんだ」
「分かるよ。大丈夫。」
「何で避けられてるのか気になってるやつもいるし」
主に俺なんだけど。
「誘われてるのに断るのは申し訳ないなぁってずっと思ってたの。ただちょっと行きにくくて…｣
「俺には話せないか？」
そう言った時、持田の瞳が揺れた。
泣かせたくはないんだ。
「詳しくは言えないから簡潔に言うと爆豪くんと気まずい…感じなの｣
「そうなのか」
「それで会いたくないから…うん。ごめんね」
ただでさえ悩んでて、困ってる持田に
これ以上悩み事を抱えさせるのは
男としてどうかと思った。
告白から逃げたわけじゃない。
それだけは言っておく。
「爆豪なら今謹慎中だからクラスにいねぇけど」
「えぇっ！？」
「昨日から緑谷との喧嘩で謹慎」
「な、なにやって…」
「爆豪は明日と明後日まで、緑谷は明日まで。」
「謹慎って存在するんだ。」
「俺も思った。」
驚いてる持田に掃除のこととか
クラスに置いていかれて焦ってる2人のことを話すと
やっといつもの笑顔が見れた。
「ってなわけで爆豪いねーし寂しがってるやつもいるしA組行くか？」
「…うん」
A組に連れていったらすぐに女子たちが集まってきた
その中から芦戸を呼んで、
宣言は大きく
「芦戸！やっぱり残念パーティ開いてくれ！」
「え！？まじ！？」
「言えなかったわ」
「それも切島らしいか」
「我慢できなくなったら言う」
「優しいんだからこのー」
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作者名：なつなつき | 作成日時：2019年10月19日 21時
