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「じゃあ、そろそろ行ってきます」


青城のみんなは意外と動物好きらしく


みんな触ったりしてたから微笑ましかった。


「気をつけてね」


「よろしくな」


幼なじみ2人の声を受けて、


うみもお世話になっている動物病院へ。


「あ、Aちゃん久しぶり」


「お久しぶりです」


「またうみちゃん?」


「いえ、別の子なんですけど…」


包帯巻くの上手いわね


と褒められつつ渡したその子の傷口を見て


院長の顔が曇った。


「最近増えてるのよ。」


「なにがですか?」


「人に野良猫や野良犬が切られること」


この子だけじゃないの?


見たことない犯人に向けて怒りがわいてくる。


「野良っぽいからウチで預かりたいんだけど、今空きがなくて…」


治療を終えた院長さんが、看護師さんに子猫を任せて


私のところに来た。


「そんなになんですか!?」


「みんながみんな切られた子じゃないから安心して。最近、動物が風邪をひきやすくなってるから入院中の子が多いのよ」


「そう、なんですか…」


「Aちゃん、申し訳ないんだけど預かれる?ウチで飼い主も探すからちょっとだけ。」


「私の家は無理なんですけど、徹にお願いしてみます。」


練習中だと思うから溝口コーチに電話をかけた。


すぐ出てくれたコーチに徹をお願いする


『どしたのー?』


「…ってことなんだけどお願いできたりしないかな?」


『全然OKだよ。そのまま飼ってもいいし』


「それはお母さんとかにも確認しないとでしょ」


『まぁたしかに。とりあえず預かるよ。』


「ありがとう」


こうして、預かることになったから


ひょこひょこ歩いてる子猫を


借りたゲージに入れることに、


「あら、この子ゲージきらいね」


「全然はいってくれない」


「ダンボールとかの方がいいかしら」


「もう、このまま抱っこして行きます」


「大丈夫?」


「ゲージに色々入れれば片手で抱っこできるので」


「気をつけてね」


預かることになったから料金を特別に安くてもらった


子猫を抱えて戻る途中、


「あれ?Aちゃんだべ?」


「菅原くん!!」


女子顔負けの素敵スマイルを浮かべた


烏野の副キャプテンに遭遇した。

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設定タグ:ハイキュー , 岩泉一 , 及川徹   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:なつなつき | 作成日時:2018年9月17日 12時

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