幼なじみの君へ

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チームの差なのか、


単に調子が悪いのか、


烏野はバタバタしているような気がしなくもない。


飛雄の焦りはこっちまで分かる。


徹のサーブに田中くんが狙われてる。


相手とはいえ、見てるこっちも心臓が痛い。


元気大将の田中くんが狙われて、


烏野はタイムアウト2回目を取った。


この調子で1セット目取れる。


タオルとかドリンク配りながら


ミーティングを一緒に聞いた。


タイムアウト明けでも崩れない徹の集中。


対して飛雄はどんどん焦りが強くなっていってる。


…あ、菅原くんと代わった。


試合がどう変わるのか、緊張する。


天才というイメージはないけれど


速攻のサインとか考えたのはきっと菅原くんだ。


彼は1プレー1プレーごとに考えていると思う。


日向くんのブロックが増えてきたり、


これまでハマらなかった烏野の攻撃がハマってきた。


んー。悔しいけど菅原くんさすがだ。


1セット目、25対15


最後のポイントは


日向くんのブロックがアウトになったことで


こっちの点になった。

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