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ちょっと、いやかなり楽しみな
今日の烏野戦。
知り合いもいるからちょっと複雑だけど
私たちが勝ちます。
「いいじゃーんマッキー!キレッキレだねー」
「ごめん金田一今の少し高かったね」
「あっイエ!ハイ!」
「岩ちゃんちょっと力んでない?いいトコ見せようとしなくていいんだよ!女の子は誰も岩ちゃんなんか見てないからね!」
また怒らせる…
今まで止める人全然いなかったから
金田一の存在のありがたさが身に染みる。
女の子にはじめのこと取られたら嫌なのは
徹のくせにね。
…私も嫌だけど。
「「お願いしあース!!」」
よし、始まった。
気合い入れなきゃ。
「_10番に振り回されすぎないように、コースを絞って止められるものは止める。それ以外のものは拾う」
「ハイ!!」
「よーしやるかあ!それじゃあ今日も___」
この瞬間まで徹は試合前とは思わない
それぐらいほわっとした雰囲気。
けれど、
「信じてるよお前ら」
この時のみんなの空気が変わる瞬間が私は好き。
遠くで見てる人からもわかる
みんなの信頼関係。
この切り替えが好き。
切り替えてからは声はかけられないから
今日も頑張れ。
心の中でそう言って送り出した。
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作者名:なつなつき | 作成日時:2018年9月17日 12時