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「男バレってGW無いんでしょ?」


「何言ってんの!めっちゃ楽しみだよ!」


「はぁ…及川と岩泉だけかと思ったけどAも相当なバレーバカよね」


GWは無いんじゃない。


毎日部活なんだ。


バレーしかやらなくていい連休最高!!


「でもふたりと一緒にしないでよ!」


昼休みは晴れてたら中庭。


今日は雨だから教室。


「なんか言ったか?」


「はじめ!聞いてよ私バレーバカじゃないよね?」


「あー。大野が正しいんじゃねえ?」


「だよね」


2人にバカと言われて不貞腐れた。


バカじゃないもん。


バレーバカは毎日毎日辛い練習に耐えて


その上プラスで自主練もして


色んな面から自分のプレーとライバルのプレーを


研究して…


そういう人のことを言うんだよ


「私もうバレーやってないもん。」


あ、間違えた。2人の表情にそう思った。


あの日から、華鈴は私の事情を知った日から。


まだこのことは気を使われるのか。


ちょっと嫌で、それよりも申し訳なくて


どうしたらいいか考えた結果無理やり笑顔を見せた


「私、はじめとか徹と違って勉強できるからバカじゃないもんねー!」


「んだと」


「きゃーっこわーい」


「棒読みじゃねえか」


「Aの頭の良さは凶器だよね」


「次のテストも頼んだ」


「みんな赤点とってバレ禁なればいいのに」


「それは無理だ」


私たちの間の空気が戻ったところで


徹のいわちゃーーん!!が教室に響いた。


「じゃあGWからの合宿について話すけど、4月終わりの連休は普通にいつもの土日練と同じ。そのあと2日間学校行ったら2泊3日で合宿。あと一日だけオフあるからね。」


部活終わりの徹の話を聞きながら


GWの予定を考えた。


1日しかないオフは華鈴に使うのです。


大好きな親友と遊べる数少ない機会だから


休んでなんかいられない。


親も忙しいし、私に時間を使ってもらうより


休んでもらった方がいいしね。


「今年から選手はご飯作らないことになったんだよね?」


「うん」


「なんで!?」


「なんでって言うけど自分の下手くそ度合いをわかって欲しいよね。特に3年」


うっ、とか言って倒れたマッキーを


松っつんが助け起こして劇が始まった。


「あと、後輩に包丁とか鍋とか持たせられない。怪我したらどうしよう」


「Aは過保護だよね」


「後輩可愛いんだもん」

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設定タグ:ハイキュー , 岩泉一 , 及川徹   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:なつなつき | 作成日時:2018年9月17日 12時

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