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「幼なじみって近くにいることできるからいいじゃんって思ったけどこれは考えものだわ」
「華鈴…そんなに私のことを心配して!」
「ぶっちゃけ悩んでないでとっとと告って来いって思ってるから私。」
「ん?」
今から話聞く感じじゃないの。
突き放されたよ私。
「それに岩泉最近人気だし」
「なんで」
「好きな人がモテることを疑わない方がおかしいよあんた。」
「うぉ、辛辣う」
ちらっとはじめの席をみれば、
徹と楽しそうに話す姿。
毎休み時間話に来てるんだから
クラス離れても平気じゃん。
徹よりはじめのがモテるか…
考えたことが無いわけじゃない。
かっこいいし優しいし、バレー上手いし
ちょっとバカだけどそこだって女子からしたら
可愛いのポイントだし。
「及川を分かってきちゃった3年女子が。」
「あぁ…。」
「1部の子は岩泉が旦那がいいだそうで」
「えぇー」
思ったよりダメージ大。
旦那まで言っちゃうか。
うう、結婚なんて本人の前で絶対口出せない…
そう考えると幼なじみって
進展するのが難しいのかも。
「焦れ焦れ」
「厳しいよー、助けてよー」
「助けはしないけど…後悔して欲しくないとは思ってるよ。」
「頑張ります…」
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作者名:なつなつき | 作成日時:2018年9月17日 12時