Happy Valentine! ページ6
可愛らしい小瓶の中に煌めく綺麗な紫色の星達。それを見た時に思い出したのは、私の好きな人──棘くんの綺麗な瞳だった。
「わ、綺麗……!」
「ん、何かいいモンみつけたか?」
青に紫、そして白。薄い綺麗な緑色も入っている金平糖。バレンタインの贈り物をどうするのか散々迷っていたけれど、たまにはこういうのもいいんじゃなかろうか。
「ねえ真希ちゃん、これ見て! 棘くんにあげようと思うの!」
「金平糖? 何でまたそんな」
何か意味でもあんのか、と不思議そうに口にする真希ちゃんを見て携帯を開く。たしか、金平糖にも意味があったように思う。
「……きっとこれなら、棘くんに私の気持ちも伝わるかなって」
「オマエ、まだ伝えてなかったのかよ」
「これから伝えるからいいの!」
真希ちゃんに呆れたような顔をされてしまったけれど、私の好きという気持ちはきっと、棘くんに伝わるはず。
お店の人に頼んでプレゼント用のラッピングをしてもらい、それを渡すことにした。
「そんなに心配はしてねえけど、頑張れよ」
「うん!」
真希ちゃんとのお買い物から帰ってから、直行したのは棘くんの部屋。
ドアの前に立って、一度深呼吸をしてからノックを3回。
「すじこ?」
「えっとね、バレンタインだから、これあげようと思って……!」
部屋のドアを開けてどうしたの、と首を傾げる棘くんにそう言って金平糖の入った紙袋を差し出す。
「おかか? ツナマヨ?」
「義理じゃないから、本命だから……! だって、私、棘くんの事好きだもん……!」
「っ!?」
顔が熱くなる私と、目を丸くする棘くん。
言ってしまった。でもその言葉の通りで、ずっと棘くんの事が好き。だから、どうか。この気持ちが伝わってほしい。
「棘、くんは……?」
「しゃけ! ツナマヨ!」
ぎゅう、と思い切り抱きしめられる。
もちろん好き、の言葉に、私もぎゅっと抱きしめ返した。
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夜桜那月(プロフ) - 名無しさんさん» 声をかけてくださったのはとてもうれしいんですが、実は最近からプラスとしてTwitterであげていたものを載せるようにしたので、固定夢主のお話は書かないようにしています…。後出しなどもしないつもりでいるので、申し訳ないです…。 (2021年4月3日 19時) (
レス) id: 91042caa9e (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - 素晴らしい作品だと思います（ ; ; ）もしよければうちの夢主ちゃんと棘くんの話も書いて欲しいです（ ; ; ）それともやっぱり夢主の後出しは許せませんか？（ ; ; ）（ ; ; ）お返事待ってます（ ; ; ）（ ; ; ）（ ; ; ） (2021年4月2日 12時) (レス) id: 4401f51803 (このIDを非表示/違反報告)
あかり510 - 夜桜那月さん» (o^^o) (2021年3月1日 21時) (レス) id: 3f067938ed (このIDを非表示/違反報告)
夜桜那月(プロフ) - あかり510さん» そう言っていただけてとても嬉しいです……! 更新はゆっくりですが、それでも楽しんでもらえたらと思います……! (2021年2月4日 18時) (レス) id: 9d9a951db7 (このIDを非表示/違反報告)
あかり510 - ((((((((((((((((((((すこすこのスコティッシュフォールド))))))))))))))))))))何言ってんだこいつ (2021年2月4日 18時) (レス) id: 3f067938ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結 x他1人 | 作成日時：2020年10月22日 14時
