音のない世界で (ページ6)

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sk side

午後の授業が終わり、気づけば放課後。

阿｢帰りにいつものカフェでもよってかない？ふっかもいるけど｣

とあべちゃんに言われたので、照と行くことにした。

と言っても、今日はたまたま照とともに掃除当番に当たっていたから、さっさと掃除をすまそうとする。

すると、同じ班の人が、

｢ゴメンなんだけど、私用事あるから後よろしくね〜｣

と言って帰ってしまった。

俺と照はしばらく呆然としていたが、あべちゃん達を待たせてしまうので急いで終わらせて待ち合わせ場所のいつものカフェに行く。

照｢ごめん！遅れた！！｣

深｢もー、遅いから先食べてるよー｣

テーブルを見るとお菓子やらケーキやらが並んでいた。

『ご、めん、ねっ、、！！』

阿｢いーよいーよ！どうせ何かあったんでしょ？｣

照｢そ。それがな？？…｣

照は俺の代わりに掃除の時にあった事を話した。

深｢うんわーだるいなぁーそれ笑｣

照｢だろ？？｣

阿｢まぁ甘いものでも食べて落ち着きなよ。｣

そう言って照の好きなタピオカを渡す。

照｢おう。そーするわ。｣

｢佐久間も食べな？｣とあべちゃんからケーキを渡される。ありがとう、と手話で返すと｢どういたしまして｣と笑顔で返された。さすが姫。

ケーキを口に運ぶとフワッと甘さが広がり、さっきの嫌のことを忘れる。甘いもの最高かよ。

しょうもない会話をしていたら気づいたら7時前。

流石に帰ろうという話になりその日は帰った。