Summer Rainbow. (ページ16)

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【16】ハートビートページ16

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もしかして、私の声聞こえなかったのかな？

「あの、櫻井さんと相葉さんの知り合いの・・・」

何故かさっきから心臓がバクバクして、全然上手く話せない。

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「翔ちゃんと相葉さん、そろそろ来ると思うよ？」

「あ、はい・・・」

・・・早く誰か来て……！ってさっきから心の中で念じてみても、誰も来なくて。

そこからは長い沈黙が続く。

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チラッと目の前の人を盗み見ると、両手で頬杖ついて、睫毛が目元に影を作ってる。

その睫毛が少しずつ上に向かっていくのを、ボーッと見ていた。

「・・・あっ」

そしたら、前髪の奥に隠れた瞳が、しっかりと私の目を捉えた。

すぐに視線を反らさなきゃって思ったけど、身体が言うことを聞かなくて一瞬フリーズ。

「ンフフ。俺に見惚れてた？」

「えっ！？あ、えっと・・・」

「ンフフ。なんてね？必死すぎ(笑)」

話し方は可愛らしい女の子みたいなのに、表情や雰囲気には妖艶さが漂っていて。

・・・心臓が痛い。

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雅紀「あ、もう2人来てたんだ！？」

「相葉さん……！」

どうしようかと思ってた時に、相葉さんがやってきて一気に安心感が芽生えた。

翔「あ、もうみんな来てる！」

七海「あ、ホントだ。Aごめんね？大丈夫だった？」

櫻井さんと一緒にテーブルまで来た七海は、申し訳なさそうに顔の前で両手を合わせる。

「全然大丈夫だよ。それより、七海の髪の毛可愛いね！」

七海「ホント？！嬉しい！」

そう話してるうちに、ほんわかした男の人がやって来た。

潤「智くんも来たし、乾杯としますか！」

ほんわかしたサトシさんが来たら、MJも奥から出てきて、全員集合した。

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智「んじゃあ？みんなの出会いにぃ、カンパーイ！」

これを合図に、慣れないながらも7人でガチンとジョッキをぶつけた。

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