殺し屋だったら 【JW】

episode 22 ページ27

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桐山side


淳太くんどうしたんやろ


部屋に行くって言っとったし

少し話してみるか、





ｺﾝｺﾝ




いつもなら はーい って言って開けてくれるのに

ホンマにどうしたんやろ




「淳太くん？入るで？」




ｶﾞﾁｬ




「淳太くん？」


淳「なに？」




淳太くんはベッドに座って下を向いとった




「どうしたん？なんかいつもと違うで？」


淳「そんなことないで？」





そう言って笑顔で俺の方を向いてきた

全然笑えてないちゅーの





「淳太くん笑えてへんで？」


淳「…」




また下向いた、どうしたん？



「何かあったん？」






俺が聞いたら下を向いてた顔を俺の方にまた向けてきた


さっきとは違う不安そうな顔で






淳「なぁ、照史」


「ん？」


淳「何でみんなあんな落ち着いてられる？」





え？





「どういうこと？」


淳「朝、今日の仕事の話した時のんちゃんが 俺らなら大丈夫 って言ったやん？で、Aも同じような事言ったんよ、 WESTならいける
って。」


照「うん、言ってたな〜」


淳「俺 怖いねん。初めてみんなで仕事するのはすごく楽しみやよ？でも、リーダーとして、最年長として、みんなを守れるのか怖いねん。」





淳太くんの弱音を初めて聞いた

あんなこと少なくとも俺が出会ってから1回も聞いたことがない





淳「俺は作戦を考えたり、みんなに指示を送ったりしてるけど今回はいつもと違う。もし1回でも俺が間違えたりしたらみんなが死んでまうかもしれん。そんな事考えたら怖くなってしもて…」


「リーダーだから、最年長だからなんて考えなくていい、俺らと一緒に仕事楽しもーや！」


淳「えっ？」


「俺は淳太くんがそんなこと思ってるなんて知らんかった。むしろ淳太くんに迷惑ばっかかけてたと思う。でも淳太くんは考えすぎや、失敗なんて人間だからあるのは当たり前、不安がってちゃ前に進めへんで？」


淳「あ……きと…ｯｳ」


「泣いてもええんやで？俺が全部受け止めてやるで？」


淳「ｯｳ……ｳｳｩ……ﾋｯｸ………ﾋｯ」





こんな重いこと1人で抱えてたんや、


昔から淳太くんは1人で何でも抱え込んでしまうタイプやったけど最近気にしてなかった


でも、今度からは俺が淳太くんを支えてやる！



淳「ｽｩ-ｽｩ-ｽｩ-」


「何や、寝てもーてるやん笑」


淳「ｩｳ……あき……と……ｽｩ-ｽｩ-」


寝言で俺呼ばれてる笑


可愛いやっちゃなー









あっ、シンメとしてやで？

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