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＊
『 …… 』
さっきからソワソワして落ち着かない。
今日はなんか早く会いたくてしょうがない。
『 …まだかな 』
いつもより時間が長く感じる。こういう時のあるあるだよね。
今日は彼の好物を作ったんだ。
なんでだろう、今日は張り切っちゃった。
『 迎えに行こうかな… 』
待ちきれずそう思う。
思ったらすぐ行動タイプなのでよし行こうとすぐに準備した
『 いざ！出発！ 』
意気込んでドアを開けたのはいいものの、外はあいにくの土砂降り。
少し恥ずかしさを感じながらもう一度家に入った。彼も今日は傘を持ってなかったはずだ。そう思い、傘を2本手に取り気を取り直して家を出た
『 駅に行けばいるかな？ 』
だいたいそこにいるだろうと予想だけど向かってみる。
『 あーめ、じめじめ、やーね 』
オリジナルの即興ソングを口ずさみながら歩いてく。
なにかモヤモヤする気持ちを消そうと思って。
『 んー、いないなあ 』
駅に着き、辺りをキョロキョロ見回すが、彼の姿は見えない。
『 んー、はずれたか 』
今日はカンが冴えてるかと思ったけどそうでもなかったらしい。
それなら安心だ、この嫌な感じもきっと気のせいなんだろうから。
彼にあったらきっとすぐに忘れちゃうんだろうな。
『 あ！いた！ 』
家に引き返そうと思ったところで彼を発見した
『 さかたーん！ 』
私のよく通る声に彼も気づいたようで、こちらを振り返る。
すると、笑顔でこっちに向かってくる。
はずなのに、どうしてそんなに焦った顔してるの？
「 A！！！！ 」
『 え…？ 』
一瞬の事だった。長い人生で考えればミジンコぐらい。いや、それよりももっと小さいかもしれない。
でも、私には100年たったように感じるくらい。長くて、信じられなかった。
『 な、んで？どうしたの？ねえ、さかたんっ！ 』
なんで目を閉じてるの？寝るにはまだ早すぎるでしょう。
なんで、そんなに赤いの。君の髪よりももっと赤いじゃない。
『 起きてよ！！ねえ！ 』
ざわざわと周りがうるさいんだと思う。私には全然聞こえないのだけれど。
だから、気づいた時には救急車が来ていて。私もそれに乗せられて。
手術中のランプが光ってた。
『 っ…さかたん、… 』
1人で泣きじゃくる私。そんな時いつも支えてくれたのはさかたんなのに。今は君のおかげで泣いてるよ。
泣かせないって約束したのに。
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。(プロフ) - 強がりネコさん» ありがとうございます。シリアスも大好きです(長編は書けん)大丈夫です、私も語彙力ないので。2人の愛が伝わって良かったです。こちらこそこの作品まで読んでいただきありがとうございます。他の作品もどうぞよろしくお願いします。 (2020年4月5日 13時) (
レス) id: 3e6f908bbe (このIDを非表示/違反報告)
強がりネコ(プロフ) - あほには効かない。から来ました！ほのぼのしあわせーとか思ってたらシリアスがきてぐっふぅってなりますた(語彙力のなさがバレるぅぅぅ((((()でも2人だけの愛がめっちゃ伝わってきました…！すごくおもしろかったです！ありがとうございました！ (2020年4月5日 11時) (レス) id: 6b22ebfd9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2019年11月11日 2時
