俺がずっとそばにおる (ページ24)

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中学生ページ24

重岡side

-３年前- 中学１年生

Aはこの頃、酷いいじめにあっていた。

何故かって言うと…

俺らと一緒にいたから。

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自分で言うのもあれやけど、俺も流星も

結構モテてた。

Aとは入学してすぐにした席替えで

重岡
A 流星

↑席が近くなったんや。

それがきっかけで普段一緒に居るようになった

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もちろんAにだって友達は居ったし

女子と話すのが苦手やったわけやない。

……でも、嫌いやねんて。女子が。

と言うか、、、女が。

やから普段は俺らと一緒。

体育とか、男子と女子が別々の時は独り。

いじめはその体育の時間に行われとったみたいや。

『ねぇーえ。小瀧さん』

A｢なんですか。｣

『なんであなた、重岡君たちと一緒に居るん？』

A｢居たら悪い？誰とおろーが私の勝手やろ？｣

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ﾄﾞｶｯ

A｢──っ!!｣

『ねぇ。調子乗んないでよ。あんたは独りの方がお似合いじゃん。自分でもわかってるでしょ？(笑)』

A｢ﾌﾌｯわっかんないな～。(笑)｣

『は？』

A｢知らないの？人間って元からみーんな独りなんだよ？｣

A｢独りで生まれて独りで死んで、最初から最後まで独り。

だから独りがお似合いとかそーゆーのはないと思うんですけど？私に似合うんだったらあなた達にもお似合いだと思いますよ？(笑)｣

『あんた···ムカつく!!!!!!!!』

ﾊﾞｼｯ

A｢いっっ……!!｣

『今度の体育から、あんたはおもちゃ決定ね(笑)』

A｢なによ……それ。｣

『黙れ。』

頭を足で踏まれる

A｢うぐっ···｣

『ﾌﾌｯ明日が楽しみだわ。』

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それからというもの。教室ではいじめはなかったんやけど

体育の時間はほとんど毎回暴力を振るわれ続けとったらしい。

俺らがもっと早く気付けばよかったんやけど、

実際。これを知ったのは中学の卒業式。

｢おかしいな？｣と思うことはあったんやけど、

聞くたんびに

A｢やからなんにもないって～。心配しんといて？(笑)｣

って返ってくる。

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多分Aは俺らに心配かけへんようにしたんやろうけど。

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本間に、優しすぎるねん。Aは。