本当に好きなのは…… ページ38
神山side
俺が本当に好きなのは……
Aや。
「とぉーもっ♡♡」
ギューッ♡
神山「おう。どーした?」苦笑
こんな奴なんて好きやない。
ベタベタしてきて鬱陶しい。
でも俺は、こいつの告白を断ることができひんかった。
-数日前-
「あのぉ、智洋くぅん?」
神山「……なに?」
「私とさぁ付き合ってくれへんかなァァ?」
神山「あー。
ごめん。……俺、好きな子おるから。」
「好きな子ねぇ。………………それってさぁ〜。
あのAって子?」
急に声のトーンが変わった。
3オクターブくらい下がったんやないか!?
って位。
ひっくい声。
神山「やったらなんなん。関係あらへんやん」
「フフフッ、」
神山「……何やねん。」
「私の告白断ったらぁ〜、
ボソッあの子がどうなっても知らないよぉ?」
神山「は?お前なにゆーとんねん」
「だぁぁーかぁぁーらーぁぁぁ!!
私を振ったらあの子に被害加えるけど……
いいの?ニヤ」
神山「そんなん言い訳ないやろ!」
「じゃあ、付き合ってくれる?ニコッ」
神山「……っ」
「……智洋くん。あれ見て?ニヤニヤニヤ」
神山「…………………………
……えっ、」
そこには流星君と仲良さそうに歩いているA。
「智洋くんがあの子の事好きなだけで、あの子はどーも思ってないんじゃない?
そんな関係ないあの子に、
被害を加えてええの?ニヤニヤニヤニヤニヤ」
神山「……くっそ。」
*
*
*
次の日から俺は、無理やり付き合わされる事になった。
本間に好きなんはAなんに。
Aに報告に行こうとか、あいつが言うから
言いたくなかったことまで言わされた。
もう、一緒に帰れへんって……
本間は帰りたい。
ずっとずっと傍におりたい。
大好きな、Aと。
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なったん(プロフ) - りっちゃん?(*´?`*)??さん» おおお!読んでくれてありがとー!! (2016年11月13日 11時) (レス) id: 854ba0c89f (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん?(*´?`*)??(プロフ) - 今ね、流星がシゲに相談するとこまで読んだよー!続き気になるなー! (2016年11月7日 1時) (レス) id: 2a6e284b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なったん | 作成日時:2016年8月13日 19時