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あなたさいど



その日の夕方



さとみちゃんがゆっくりと目を開けた。




貴「さとみちゃん?、、、はあ、良かった。うん、大丈夫そうね。」



上「・・・」



貴「もう、ムチャしないでよ?心配するから。」





上「うん。、、、あのさ、、、なんか今、、、夢みたいなの見てたんだ。」



貴「夢?」



上「うん。、、、お父さんが出てきた。」



貴「!?」



上「、、、前は怖くて大嫌いなお父さんしか出てこなかったのに、今見た夢に出てきたお父さんは、、、優しくて笑顔のお父さんだった。」




貴「、、、そっか。」





上「、、、、聞いた。さっき名取先生から。アンタのお父さん、もう亡くなったんだって?」




貴「ああ、、まあ、、うん。」




なんだ。さっきそんなこと話してたのか。
名取先生と、





上「、、、ずっと思ってたんだけどさ、、、どうしてアンタは、、、そんな笑顔でいられんの?」



貴「え?」



上「私は、、、アンタみたいに笑えない。、、どうやったらそんな笑顔ができるの?」







貴「、、、、私ね、前に仕事のことですごく落ち込んだことがあったんだ。、、、担当した患者さんを助けられなかった。、、、患者さんの力になれなかった。、、、私にできることってなんなんだろう。って、全部わからなくなった。」



上「・・・」



貴「そんなとき、先輩の先生が、私に言ってくれたの。」

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姫乃 - すごく面白くて読んでて楽しいです!更新頑張ってください! (2018年10月30日 19時) (レス) id: 7fe36c8cdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミニトマト | 作成日時:2018年9月30日 13時

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