名取先生と、 (Daiki.A) (ページ31)

今日:9 hit、昨日:6 hit、合計:59,418 hit

30 ページ31

あなたさいど

ププププルルルル
ププププルルルル

病室にホットラインが、鳴り響いた。

今日は、名取先生と雪村さんと私がヘリ担当だ。

ー高速道路のトンネル内で、崩落事故発生ー

白「患者情報は？」

ーがれきの下敷きになった、負傷者が3名です。ー

町「○○方面視界良好。ヘリ飛べます。」

白「了解。わかりました。出動します。」

ヘリの中に乗り込むと、名取先生が足元にある、スイッチを蹴って渡してきた。

貴「私が、、、ですか？」

名取先生は、小さく笑って外を眺めた。

ふぅーー、、
一つ大きく息をはいて、

貴「こちら翔北ドクターヘリ。何か新しい情報入ってきてますか？」

私は、無線のスイッチを入れた。

ーガヤガヤー

名「、、、なんか騒がしいな」

ーえー、現場こちら負傷者30名ほどです。ー

貴「30⁉」

名取先生と、目を合わせて驚く。

貴「えっと、、その、、3名じゃなかったんですか？」

ーえ？3名？30名とお伝えしましたが、ー

私は、頭が真っ白になった。

また、失敗してしまうんじゃないだろうか。

また、うまくいかないじゃないだろうか。