５０話 ページ10
ーーーー…
顔を洗ったあとリビングの方へ行くと、いつの間にか勝己が朝食を作ってくれていた為二人仲良くご飯を食べた。やっぱり勝己の作ったご飯は美味しくて、病み上がりだったのにも関わらずしっかり食べることが出来た。
朝食を食べてた時も、その後学校に行く支度をしている時も、勝己とはあまり自然に話せなかった気がする。なんというか、緊張しちゃって。
改めて考えてみると、勝己は私に対して凄く優しくしてくれてるんだなってことに気づいてしまったのだ。
｢勝己くんごめんね、面倒見てくれてありがとう。今度改めて光己さんにもお礼言わせてもらうね。｣
｢…いえ。｣
｢A、あんたもちゃんと勝己くんにお礼言ったの？｣
｢言ったよ…行ってきます…｣
｢行ってらっしゃい！｣
お母さんは、私と勝己が家を出る時間帯に帰ってきた。
母に見送られながら勝己と一緒に家を出て歩き出すと、またも自然と手を繋がれる。昨日も一昨日も全く同じことをしてたはずなのに、今日はいつもの何倍も緊張した。
ただ手を繋いだだけなのに色々と考えてしまう。繋いだ手から、私の心拍数が伝わってしまうんじゃないかとか、私変な顔してないかなとか、昨日の今日で私は平常心を保とうと必死なのに勝己は全く変わらないな、とか。
｢…何百面相してんだ。｣
｢なんでもないよ！？｣
｢何に必死になってんだよ、何も疑ってねーわカス。｣
｢そ、そっか…ごめん。｣
私が変な顔を浮かべているのがバレてしまったのか、勝己は怪訝な顔で私を見ていた。
ダメだ、平常心ってなんだっけ。昨日私どんな風に話してたんだけ？
昨日……昨日は………あ。
……もっとダメだ、思い出したくないことまで思い出してしまった。違うそうじゃないんだよ、ベッドの上で何されたとか保健室でされたこととか寝る前の勝己の言葉とか、思い出したいのはそういう事じゃない。そういう事じゃないのに…うあー……顔があっつい…………これじゃ逆効果じゃん………
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名取(プロフ) - コナさん» コナさんさえよければ覗きに行ってみてください、私なりの解釈になってしまうとは思うんですが、楽しんでもらえるように上鳴くんのお話更新頑張りますね……！！ (2018年12月1日 0時) (
レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コナさんありがとうございます、そしてとても長い2ヶ月間お待たせして本当にすみません、リクエストくださった上鳴電気くんの小説スタートしました。1日5話更新は難しいのですが今後はコツコツ更新させてもらいます。 (2018年12月1日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
コナ(プロフ) - 名取さん完結おめでとうございます！とても素敵なラストでした。爆豪くんの解釈が一致していたので違和感なく読むことが出来ました。素敵な小説をありがとうございました。 (2018年10月4日 17時) (レス) id: e552838be7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コメントありがとうございます、恐縮です…私には勿体無いんじゃないかと思えるような言葉をくれて…ありがとうございます、とても嬉しいです。新作の準備と今作の更新、これからも頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます、爆豪くんの作品は書いてて不安な点も幾つかあったので、そう言っていただけて安心しました。応援してくれてありがとうございます、励みになります。これからも更新頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月25日 12時
