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｢何それ、香水？｣
｢お前のサイズ感どうなってんだ、こんな小せぇ箱に入ると思ってんのか？｣
｢いや、物によっては有り得るかな…なんて。｣
｢ねーわ。｣
｢ですよね。じゃあそれ何？｣
整ったその横顔に、再度問いかける。
｢開けて見りゃわかる。｣
私の言動や察しの悪さにまたもや溜息吐いた勝己は、その小箱事渡してきた。なんだろう、わざわざ仕事を早く終わらせて買いに行くほどのもの？それとも引っ越したばっかりだったから急いで買ったとか？
どれにしろ思い浮かばなくて、小さい箱をそっと開けた。
｢…私もしかして夢でも見てる？｣
｢は？｣
｢勝己！！どうしよう！！夢見てるよ私！！いでっ！？｣
非現実的状況に頭が追いつかず、これは本当に現実なのかと疑ってしまう私。勝己に詰め寄ってみたら相当呆れた顔で頭を叩かれた。
叩かなくても良くないですか…せめて頬をつねるとか…いやでもそれも痛そうだし嫌だな…
｢殴るぞ。｣
｢もう叩いてるじゃん！！｣
｢どうだ、意味わかったろ。｣
｢…わかった。｣
小さな箱に入っていたのは綺麗な指輪だった。
一体幾らしたんだろう…とか、いつから買うこと考えてたんだろうとか、色々他に思うことはあったと思う。でもその時の私はただただ嬉しかった。
ちょっとからかうつもりで、｢指にはめてくれても良いんだよ？｣と言うと｢偉そうに言うんじゃねーカス｣と、言われた。オマケに軽く頭を叩かれた。でも全然嫌な気分じゃない、寧ろ幸福感で口元が緩んでしまう。
なんだかんだ言いながら、勝己は私の指に指輪をはめてくれたのだ。
ーーーーーーー…
｢綺麗だねぇ…しかもデザイン凄く好き。｣
｢そーかよ。｣
ソファに二人揃って腰掛け、テレビをつけてゆったりお喋りをしていた。勝己の肩に頭を乗せても勝己は怒ったりしない。どうやら勝己も今は機嫌が良いらしいので、そこに便乗してしまっている。
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名取(プロフ) - コナさん» コナさんさえよければ覗きに行ってみてください、私なりの解釈になってしまうとは思うんですが、楽しんでもらえるように上鳴くんのお話更新頑張りますね……！！ (2018年12月1日 0時) (
レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コナさんありがとうございます、そしてとても長い2ヶ月間お待たせして本当にすみません、リクエストくださった上鳴電気くんの小説スタートしました。1日5話更新は難しいのですが今後はコツコツ更新させてもらいます。 (2018年12月1日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
コナ(プロフ) - 名取さん完結おめでとうございます！とても素敵なラストでした。爆豪くんの解釈が一致していたので違和感なく読むことが出来ました。素敵な小説をありがとうございました。 (2018年10月4日 17時) (レス) id: e552838be7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コメントありがとうございます、恐縮です…私には勿体無いんじゃないかと思えるような言葉をくれて…ありがとうございます、とても嬉しいです。新作の準備と今作の更新、これからも頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます、爆豪くんの作品は書いてて不安な点も幾つかあったので、そう言っていただけて安心しました。応援してくれてありがとうございます、励みになります。これからも更新頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月25日 12時
