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｢えっ、な、何っ！？｣
｢ちゃんと拭け。視界がボヤけて手切ったらどうすんだカス。｣
｢あ、ハイ。｣
なるほど、勝己は涙を拭ってくれてたのか…。
いきなりこっちに向かって腕が伸びてきたから何かと思えば…まぁ確かに私なら包丁で手を切りかねないもんね…否定出来ないのが悲しいや…
｢………ごめんね勝己、遅くなって。｣
｢…どうでもいいから手動かせ。｣
｢ウッス。｣
｢次からは遅れんなよ。｣
｢うん。｣
結局その後の夕飯作りを勝己は手伝ってくれた。
仕事で疲れてるんだから座ってていいよ…って言っても勝己は完全無視で、聞く耳を持ってくれないのでもう何も言えないです。無視は辛いのでせめて何か言ってほしいです…いや暴言を吐かれるよりマシ…？なのかなぁ。
｢…もう片付け終わらせたんか。｣
｢ん？うん。そんなに遅くなるような程の荷物の量でもないし……何より早く私も仕事に戻りたいし。｣
｢なんの為の休みだと思ってんだ。｣
｢…引越しの片付け？｣
｢クソが。｣
｢は！？なんで罵倒されたわけ！？｣
食事中にそんなことを言われた。
折角早めに片付けを終わらせたのに、勝己は何故か不機嫌で私のことをクソ呼ばわりする始末。クソとかカスとか馬鹿とかは言われ慣れてるから別にどうでもいいけど、言われる理由が分からない…理由がわからないとさすがにモヤモヤするんだけど…
ま、いっか。
｢そういえば今日早く帰ってきて大丈夫だったの？｣
｢ああ、3時には終わらせた。｣
｢えっ、早！？流石…ですね…でも仕事終わったのは3時なのに帰ってくるの5時なんだね。｣
｢なんだっていいだろ。｣
｢…あ…はい。｣
…ん？
なんだこの違和感。
3時に終わったのに帰ってきたの5時って、じゃあその2時間何してたんだろ。
…いやいや待て待て落ち着け私、そんな無闇矢鱈に疑うのは良くないぞ私、勝己だって仕事終わって疲れて帰ってきてるはずだしそんな面倒なこと聞きたくないし…でも心底気になるんですけど！！！？！？その空白の2時間なに！！！！
私こんなにめんどくさい女だったんだ……？
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名取(プロフ) - コナさん» コナさんさえよければ覗きに行ってみてください、私なりの解釈になってしまうとは思うんですが、楽しんでもらえるように上鳴くんのお話更新頑張りますね……！！ (2018年12月1日 0時) (
レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コナさんありがとうございます、そしてとても長い2ヶ月間お待たせして本当にすみません、リクエストくださった上鳴電気くんの小説スタートしました。1日5話更新は難しいのですが今後はコツコツ更新させてもらいます。 (2018年12月1日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
コナ(プロフ) - 名取さん完結おめでとうございます！とても素敵なラストでした。爆豪くんの解釈が一致していたので違和感なく読むことが出来ました。素敵な小説をありがとうございました。 (2018年10月4日 17時) (レス) id: e552838be7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コメントありがとうございます、恐縮です…私には勿体無いんじゃないかと思えるような言葉をくれて…ありがとうございます、とても嬉しいです。新作の準備と今作の更新、これからも頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます、爆豪くんの作品は書いてて不安な点も幾つかあったので、そう言っていただけて安心しました。応援してくれてありがとうございます、励みになります。これからも更新頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月25日 12時
