番外編１ ページ30
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P.S:ここからは二人の少し先のお話。
ーーーーーーーーー…
｢重い…暑い…溶ける…｣
真昼の午後3時。
暑い暑い炎天下の中、私は両手に買い物袋を引っさげて歩いている。
目指す場所は母のいる実家ではなく、最近住み始めたとある一室。鍵を開けて玄関を抜け、家の中へと入る。部屋にはまだ荷解きの済んでないダンボールが少し残っていて、最近住み始めたという雰囲気を感じさせていた。
｢さて、片付けますか…｣
私、來栖A。
同棲生活始めました。
ーーーーーーー…
高校卒業後、私と勝己はヒーローの職業へ進んだ。
色々な才能を持ち合わせていた勝己は、その持て余した力を存分に活かし、自分自身の事務所を設立。私はそこの助手兼ヒーローとして毎日仕事に追われている。
そして高校を卒業して一週間後に、勝己が私の両親に挨拶に来た。はっきり言って緊張やら恥ずかしさやらで私が何を言ったのかはもう覚えてないけど、勝己は私の両親に丁寧に挨拶してくれたのは覚えてる。
｢かっこよかったよね、普通に。｣
そのままの流れで勝己のご両親にも挨拶をしに行くことになり、口から心臓が飛び出そうな思いをしながら勝己のご両親に交際の報告をした。勝己のお母さんの光己さんに言われたのは、｢働く場所が一緒なら、高校卒業後の心機一転でいっそ一緒に住むのもいいんじゃない？｣なんてことを言われ、二人の同棲生活がスタートしたわけである。
｢うわっ、何！？｣
近くのスーパーで買った野菜やら卵やらを冷蔵庫に直していると、私のケータイがけたたましくなり始めた。
画面に表示されたのは見慣れた漢字二文字。
｢もしもし…？どうかしたの、勝己。｣
『今日は早くあがる。』
｢あ、そうなの？5時くらい？｣
『ああ。』
｢わかった、早めに夕飯準備する…けど、もしかしてそれだけ？｣
『るせーわカス。』
｢えっ、｣
気づけば電話はブツリと切られていた。
無愛想な声色は一緒に住み始めても相変わらずだし、口の悪さも相変わらずだけどこういう些細なことでもちゃんと電話で報告してくれる。
昔と変わらず、勝己は優しかった。
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名取(プロフ) - コナさん» コナさんさえよければ覗きに行ってみてください、私なりの解釈になってしまうとは思うんですが、楽しんでもらえるように上鳴くんのお話更新頑張りますね……！！ (2018年12月1日 0時) (
レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コナさんありがとうございます、そしてとても長い2ヶ月間お待たせして本当にすみません、リクエストくださった上鳴電気くんの小説スタートしました。1日5話更新は難しいのですが今後はコツコツ更新させてもらいます。 (2018年12月1日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
コナ(プロフ) - 名取さん完結おめでとうございます！とても素敵なラストでした。爆豪くんの解釈が一致していたので違和感なく読むことが出来ました。素敵な小説をありがとうございました。 (2018年10月4日 17時) (レス) id: e552838be7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コメントありがとうございます、恐縮です…私には勿体無いんじゃないかと思えるような言葉をくれて…ありがとうございます、とても嬉しいです。新作の準備と今作の更新、これからも頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます、爆豪くんの作品は書いてて不安な点も幾つかあったので、そう言っていただけて安心しました。応援してくれてありがとうございます、励みになります。これからも更新頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月25日 12時
