５２話 ページ12
というか、寧ろ動揺する私がおかしいのかな。
勝己は至っていつも通りだし、特に何も聞いてきたりしないし、私の心境が他の人たちにモロにバレてる訳でもないし…出久は…どうだろうなぁ…絶対わかるだろうね…だって出久だし…。
相澤先生が今日の連絡事項を説明している時も、私は話の内容が頭に入ってこなかった。
｢おーい來栖、プリントまわしてくれ。｣
｢あ、ごめん切島くん。｣
私がボーッとしていると、どうやら相澤先生がクラス内にプリントを配布していたようで、前の席の切島くんに声をかけられた。
切島くんは様子のおかしい私に気づいたようで、じっと私を見ている。
｢どうした？もしかしてまだ具合悪いのか？｣
｢全然平気、ごめんね。｣
｢おう、それはいいんだけど…｣
｢だけど…？｣
｢爆豪が、すげぇ形相で睨んでるんだけど…何かしたのか？｣
｢エッ｣
嘘だ。
そう思いながら勝己を見ると、本当に私のことを凄い顔で睨んでた。いや、何あの顔怖すぎるんですけど。いろんな意味で凄い顔だよアレ。何に対してキレたらあんな顔をなるのか逆に気になるんですけど？？
勝己と私の席はそれなりに距離もあるし、この距離だと流石に声は届かないから口パクで｢なに？｣と言ってみた。
すると勝己はそれに気づいたのか、何かを早口で言っていた。
｢ほーんと、なんだかんだ言って爆豪は來栖のこと大好きだよなぁ…｣
｢…なんでそう思うの？｣
｢…いやいや、爆豪は相当わかりやすいぞ、態度だとかにモロ出てる。｣
｢えぇ？嘘だァ…勝己は私に怒ってばっかだよ。｣
｢好きだから怒る時もあるんだって。｣
切島くんはそんなふうに言っていた。でも、私はあまり納得出来ない。
勝己がわかりやすい…のか…私にはわかりにくすぎて超難問を連続で出題されてる気分だよ。他の人からしたら違って見えるのかな…ただただキレてる印象が強すぎて、何言っても怒りそうなんだけどあの男…
さっきも口パクで｢カス｣って言ってたし。
｢でもさっきも口パクでカスって言ってたよ？｣
｢え？あれラブコールじゃねぇの？｣
｢は？｣
｢ん？｣
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名取(プロフ) - コナさん» コナさんさえよければ覗きに行ってみてください、私なりの解釈になってしまうとは思うんですが、楽しんでもらえるように上鳴くんのお話更新頑張りますね……！！ (2018年12月1日 0時) (
レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コナさんありがとうございます、そしてとても長い2ヶ月間お待たせして本当にすみません、リクエストくださった上鳴電気くんの小説スタートしました。1日5話更新は難しいのですが今後はコツコツ更新させてもらいます。 (2018年12月1日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
コナ(プロフ) - 名取さん完結おめでとうございます！とても素敵なラストでした。爆豪くんの解釈が一致していたので違和感なく読むことが出来ました。素敵な小説をありがとうございました。 (2018年10月4日 17時) (レス) id: e552838be7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» コメントありがとうございます、恐縮です…私には勿体無いんじゃないかと思えるような言葉をくれて…ありがとうございます、とても嬉しいです。新作の準備と今作の更新、これからも頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます、爆豪くんの作品は書いてて不安な点も幾つかあったので、そう言っていただけて安心しました。応援してくれてありがとうございます、励みになります。これからも更新頑張らせていただきますね…！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月25日 12時
